委員会の後輩たちの段 ページ11
乱太郎SIDE
いけない、いけない!補習授業で遅くなっちゃった!
もぅ、土井先生は今日は委員会があるから遅く残れないって言ったのに!!
A先輩にも保険委員会があるからみんなで出席しようって決めてたのに!
息を切らしながら僕はあわてて医務室のほうへ走っていると土井先生に「廊下を走るな」と注意されたが右から左へと聞き流していく。
医務室のある廊下までやってくると医務室の前に誰かが聞き耳を立てていた。
あれは‥‥「三反田 数馬」先輩と「川西 左近」先輩だった
何をしているんだろう?
私は息を整えながらも医務室へ近づく
乱太郎「はぁ、はぁ‥‥遅れてすみません!お二人ともどうして入らないんですか?」
すると左近先輩がしっと人差し指を立てて医務室の中を指さした。
えっ?と首をかしげながら先輩たちのように聞き耳を立てると‥‥中から話し声が聞こえてきた。
伊作「‥‥ねぇ、A」
「‥‥はい、なんでしょう?」
久しぶりに聞く伊作先輩の声とA先輩の声だった
伊作「‥‥僕、君に謝らなくちゃいけないことがあったんだよね」
伊作「‥‥あるよ!!いっぱい‥‥いっぱい、僕は君に酷いことをしてきた。本来なら正気に戻った時に最初に謝るべきなのに!!
‥‥ごめんなさい」
「や、やめてくださいよ!伊作先輩汗)頭を上げてください」
どうやら話を聞いていると伊作先輩がA先輩に頭を下げているようだ。
伊作「いや、やめないよ!僕には当然の権利なんだ!
後輩の君の存在を忘れたばかりか、手にかけようとした
ううん、実際にはかけていたんだ!占い師が君を助けてくれなかったら今頃‥‥君は
この世にいなかったのかもしれない
僕は、正気に戻って数日間今まで自分がしてきたこと‥‥走馬灯のように毎晩夢を見せられた」
そうだ、あの時A先輩は意識不明の状態で運ばれていた。
ただでさえ、体がボロボロだったのに。先輩たちの容赦のない攻撃で更に傷ついていった
あの時の沢山の血を見た時私は背筋が凍った
先輩が死んでしまう。そう思わずにはいられないほどの怪我だった。
「‥‥先日も僕は謝らなくていいと確かにいました!先輩が戻ってきてくれただけでうれしいとも!
それは後輩たちに謝ってください」
私はいてもたってもいられず障子を私がいるほうを開けて「そうですよ!」と大声を出しながら二人の世界の中へと入りこんだ。
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おんぷ - なんか、完結状態になってますがいつか続きが読みたいです。 (3月20日 0時) (レス) id: 4cbcaaccff (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - テマリさん» 初めましてうれしいコメントありがとうございます!ほかの委員会の展開どう直そうか悩んでて中々更新できない状態でいました!何度も読んでくださりありがとうございます!何とか完結できる鵜ように頑張りますね! (2023年4月9日 23時) (レス) id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
テマリ - 初めまして!ずっと前から何回も見直して毎回泣いてます。主君の儚い想いが伝わってきて、どんな最後になっても忍たまのみんなが主君の事を忘れないでくれると嬉しいです。明日も明後日もこの作品を読み続けたいと思います! (2023年4月9日 2時) (レス) @page24 id: 605f236d29 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - もんちゃんさん» 初めまして、うれしいコメントありがとうございます!最後のほうは、まだ展開を決めていないです。なので結末が更新されるまで楽しみにしていてくれると嬉しいです。天女作品は初めてなんでグダグダで申し訳ないです。 (2022年10月23日 12時) (レス) id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - 初めまして!!物語の内容がとても好きです!!一度壊れた信頼って取り戻すの難しいですよね。主君には頑張って欲しいです!!質問なんですけど最後に主君は亡くなるパターンですか? (2022年10月22日 9時) (レス) @page23 id: 46474643e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼真 x他1人 | 作成日時:2020年6月27日 23時