*帝都に棲む闇の主3 ページ47
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貴「ちょ…待ってください……!!」
リ「じっとしてろ…」
貴「やめっ」
チクッと痛みが走る。
そしてズズッと啜る音がする。
え……
す、吸われてる…!?
貴「ああっ…」
リ「…!」
痛い…痛いけど変な感じがする…
リ「……」
彼はバッと首から顔を離した。
リ「なんだこれ…美味え…最高に。今まで飲んできた血より……極上な甘さだ。クセになる」
そう言うとまた嚙みつこうとする。
貴「っ!」
‘‘バシンッ”
リ「!?」
私はすかさず平手打ちした。
彼は何が起きたかまったくわからないと言うように目を見開いた。
貴「い、いい加減にしてください!この…変態!!吸血鬼だかなんだか知らないけど、次私にこういうことしたら
あと四発くらい打っ叩きますからね!!」
リ「(°_°)…(ぽかーん」
貴「いや、私だけじゃなくて、他の人にも襲ったら平手打ちじゃ済まないんだから!!」
言ってやった……
リ「……くっ…」
貴「へ?」
リ「はははは!!」
突然笑い出す吸血鬼。
貴「な、何笑ってるんですか!?」
リ「くくっ…いやすまねえ。オレにそんなこと言う女は初めてだからよ、思わずな…くくっ」
こ、こいつ…
リ「強気に言ってるが、あんたの今の顔…半泣きになってるぜ?」
貴「なっ…違う!!」
リ「強がんなよ、可愛い奴だ」
また彼は私の頬に触れる。
リ「面白え女だ…気に入った」
貴「え?」
リ「この後他の血も探そうとしたが、それは終いだ。
あんた…名は?」
貴「……」
リ「別に名乗っても呪われたりしねえよ。ただあんたの名前を知りたい」
貴「……柊 A」
リ「A…Aか。
A、オレと
貴「……はい!?」
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黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» 駄目ではないですよ!人気になりましょう!!これでぬら孫を好きになって小説が増えるといいですね (2018年11月4日 18時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 大変厚かましいのですが私の小説を紹介してもらえませんか?駄目だったら言ってください!「ぺコリ」 (2018年11月4日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - わかりましたっ無理言ってすみません・・・それと小説新しく進行したのでみてくださいっ (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» ただいま速度制限がかかりもう少しになるかと…いやそろそろ直るはずです (2018年11月4日 14時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 読んでくださってありがとうございますっそれとリクエストのほうはもうすこしでできますか? (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月25日 22時