*そうだ海に行こう10 ページ16
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その後、栄螺鬼は謝り続けた。
そしてお詫びにと、海産物をたくさんもらった。
栄螺鬼は海の眷属の仲間らしく、その長である人魚の部下だったらしい。
彼らは人間を襲うことを禁じられている。
あの後は仲間の一人が迎えに来て、連れ帰ってお仕置きを受けるれしいが、リクオくんがお咎めなしということで話をつけてくれた。
仕置きも軽くしてくれるよう話してくれるみたい。
ていうか…私が頼んじゃった。
でもケジメはつけると。
巻「はあ〜…今日はびっくりした」
鳥居「まあでも、楽しかったしいいじゃない?」
カナ「でもしばらく海には行かないかな…」
貴「あはは…でもあの海の妖怪たちは人間を襲わないみたいだし、海を守っているみたいだから大丈夫じゃない?」
巻「まあそうなんだけどねぇ…ま、いっか!ご馳走いっぱいもらったし」
鳥居「ね〜」
カナ「うちの家、今日は海鮮丼かな!」
巻「私は手巻き寿司かな〜」
青「あんなことがあったのに…」
河童「もうけろっとしてる」
首無「まあ…無事だったからいいんじゃないか?」
リ「……」
黒「リクオ様?」
リ「お前ら、カナちゃん達を送って先に帰っててくれ」
「「「え…?」」」
リ「オレはちょっとAと寄り道して帰る」
首無「え、ちょ…リクオ様!?」
‘‘ ガシッ”
貴「…え」
突然リクオくんが私の手を握る。
リ「カナちゃん、悪いがオレとAは用事があんだ。先に帰っててくれねぇかい?」
貴「いや、あの…」
カナ「リクオくん?」
リ「お前ら頼んだぞ」
「「「ぎ…御意」」」
貴「あの、用事って!?」
リクオくんはグイグイと私の手を引っ張って、帰り道とは反対方向へ歩き出した。
助けを求めてカナちゃん達の方を向くが、「またねー!」とみんな手を振っていた。
いや…助けて!?
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気がつけばどこかの海岸。
夜空に浮かぶ月は海と私たちを照らしている。
もう海は闇の色。水面には月が映っていた。
…で、私なんでここに連れてこられてるの?
あ…
貴「あの…リクオくん」
リ「あん?」
貴「…怒ってる?」
ちょっとしかめっ面になっているリクオくん。
リ「別に怒ってねぇよ」
貴「嘘だ、イラついてるでしょう」
リ「……」
そう言うとリクオくんは黙り込んだ。
やっぱ怒ってるんじゃ…?
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黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» 駄目ではないですよ!人気になりましょう!!これでぬら孫を好きになって小説が増えるといいですね (2018年11月4日 18時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 大変厚かましいのですが私の小説を紹介してもらえませんか?駄目だったら言ってください!「ぺコリ」 (2018年11月4日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - わかりましたっ無理言ってすみません・・・それと小説新しく進行したのでみてくださいっ (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» ただいま速度制限がかかりもう少しになるかと…いやそろそろ直るはずです (2018年11月4日 14時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 読んでくださってありがとうございますっそれとリクエストのほうはもうすこしでできますか? (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月25日 22時