Minha princesa_2【ペルソナ5A】 (ページ4)

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47#盗作と虐待ページ4

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その絵は俺でもわかる…何かが伝わった。

俺はその絵から、「悲しさ」というものがなんとなく感じた。

蓮「この絵が気になるのか？」

貴「……(コクッ」

ヴァイオリン……確かAもヴァイオリンを弾い
ていたって竜司が言っていたな。

貴『ごめん、勝手に逸れて』

蓮「ああ、いや…気にしてない」

貴『杏と竜司は？』

蓮「杏は喜多川と個展の案内。竜司はAの事探してる」

貴『そっか。じゃあ合流しないとね』

蓮「ああ…そうだな」

……Aが見ていたこの絵…話しかける前にチラッとAの表情が見えた。

その表情はまるで……切なくて、悲しい表情だった。

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竜司と合流して、俺は気になってた事をスマホを取り出して調べ始めた。怪盗お願いチャンネルに書き込まれている内容、「斑目一流斎」に関するコメントを探したらすぐパッと出た。

『住み込みさせている弟子への扱いは酷く、こき使うだけで絵など教えてもらえない。人を人とも思わない仕打ちは、飼い犬をしつけるかのよう…』

という内容。

これだけ読むと、盗作に虐待となっている。

個展の外で杏と合流して書き込みを見せた。

杏「ウソでしょ？！あんな人の良さそうな先生なのに？」

竜「俺もそう言ったんだけどよ、こいつら。

けどコレが本当ならかなりの大物だ！次のターゲットかもなっ」

貴「(あと大スキャンダル)」

モ「ちゃんと考えろよ。世間の注目を集めるって事は、それだけ危険も多くなるって事なんだからな！」

竜「わーーかってるって！」

モ「ほんとかよ…」

貴「(赤黒い「心の蝶」が見えれば…)」

Aから聞いたが、個展にいたときは歪んだ欲望の色をした蝶の姿が見えなかったらしい。

どこかに飛んでいるか隠れているか。

杏「それでどうするの？」

蓮「とりあえず真相を確かめてみようと思う」

竜「もちろんお前が賛成すればの話だけど」

杏「うん、まあいいけど…」

モ「よしっ。それじゃあさっそくだがアン殿にお願いが＿＿＿＿」

杏「私？」

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