Minha princesa_2【ペルソナ5A】 (ページ3)

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46#斑目展ページ3

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雨宮蓮side

初日ということもあり、美術館はたくさんの人で溢れていた。
テレビでもよく取り上げられるほど、'' 超 '' が付く有名日本画家の個展らしい。

インタビューを聞いている斑目を発見して、彼のインタビューを聞く。

斑目のインタビューを聞いていた杏は斑目の言葉に感動、横にいた竜司は全く興味がない様子。モルガナは鞄の中にいるからその様子は見えなかった。

Aはどうなんだろうと思い俺の隣にいる彼女を見ようとしたが…

蓮「…あれ、A？」

モ「なんだ、どしたー？」

蓮「Aがいない」

竜「アイツいつの間に…！」

杏「え、もしかしてはぐれちゃった？じゃあ探しに＿＿＿」

祐「高巻さん！」

喜多川祐介が俺達、いや杏か…

杏を見つけると和かな雰囲気で接する。

祐「来てくれたんだね！」

杏「ど、どうも」

祐「君たちも来たのか」

竜「悪りぃかよっ」

杏と話す時の声がまるで違う。

祐「他のお客様の邪魔にならないようにな。

さ、行こう。案内するよ。俺の描きたい絵の事も色々話したい」

杏「あ、うん…その前に私友達が…」

蓮「俺達で探すよ」

杏「わかった、お願い。じゃ、後でね」

杏と別れた後、竜司と別行動してAを探す事にした。

少し気になる事があるが、それは後でいい。

Aにチャットを入れてどこにいるか伝える。

蓮A、今どこ?

既読はすぐつかない。

とにかく辺りを見渡してみた。

モ「おい、レン。いたぞ」

蓮「？あ…」

モルガナが鞄のチャックの隙間からAを見つけてくれた。

Aは何かを見ていた。

蓮「A」

貴「……」

蓮「A？」

あれ、聞こえていない？

ジッと動かない背中。

試しにポンッと肩に手を置いてみた。

貴「！」

蓮「あ、ごめん…驚かした…」

確か、右耳があまり聞こえないんだった…その右側にいたから、この大勢のせいで聞こえずらかったのか？

蓮「何を見てたんだ？」

貴「……(スッ」

指差す方へ見てみたら、やっぱり絵だった。

その絵は

ステージの上で一人、ヴァイオリンを弾く少女の姿と誰もいない観客席に一人の男性が描かれていた。

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