桜よ歌え、舞え、美しく(葵螺旋城編2)【ぬら孫・リクオ】最終章

306夜＊本当の言葉 ページ10

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『Aがどこかに行きたいなら、何処へでも連れて行ってやる。願いがあるなら、叶えてやるよ…


小せえ願いでも、でけえ願いでもな』









『本当は…僕も会いたかったよ。A』








『鵺は必ず…Aを狙う。


だけど、ボクはAを守り続けるよ。
どんな奴に攫われても…絶対に助けに行く。


だからA


生きることを諦めないで』







『もし…桜花のように、Aも命散らそうとしたら…私あんたを許さへんで』









『それでもリクオ様があんなになるまで戦えたのは…あなたのおかげよ。九相図のときだって…』





『オレを信じろ。必ず晴明を倒す。そうすりゃあAはまたいつも通りの日常に戻れる』









『＿＿＿＿好きだ、A』









ある…




あるよ、たくさん……





こんなにたくさんの言葉で…私は救われたじゃないか…






涙がポツリポツリと溢れてくる…




止められないほどの涙がどんどん溢れてきた。









帰りたい…









貴「(帰りたい…みんなのところに…帰りたいよ)」









美和「帰りなさい。Aはここにいるべきじゃない。


Aはまだ生きていなくちゃダメ」









貴「(でも…どうやって帰ればいい？)」









美桜「それは「彼女」が教えてくれるよ」









彼女？









おばあちゃんが後ろを振り返ると、その先に誰かが歩いてきた。









貴「(_____え……)」









？「やっと…あなたに会えましたね…」









貴「(_____桜花)」








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