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番外編*三代目、御乱心!?2 ページ40






__________広間






一ツ目入道「そういやぁ初代なんざぁすげぇ遊び人だったのに、リクオには浮いた話ねーなぁ…」



首無「そうですねぇ…鯉伴様も遊び人でした…」






一ツ目と首無の言葉に周りの妖怪達がざわめきだす。



リクオとAの関係を知る者は意外と少なかった。

Aが恥ずかしがり屋な事もあり、本人達以外は初代と牛鬼、若菜と毛倡妓と氷麗くらいなもんだった。






鴉天狗「リクオ様…結婚したい女子などいないのですか?」



青・黒「そうですよ」




カラス天狗の言葉に黒田坊と青田坊が同意する。





青「やはりあのカナとかいう人間ですかい!?」

黒「それとも一緒に戦った…ゆら!?」




「いやいや、もしや妖怪の中に意中の人が!?」

「オオ!!そりゃ一体誰じゃ!?」



「やっぱ雪女だろ」

「いやあえて毛倡妓」

「あえてって何だよ」



「いやいや、A嬢という線も…」









リ「A以外いねぇよ、んなもん…」






それらの言葉を無視して盃を傾けるリクオ。そのままのらり、くらりと外へ涼みに出た。






豆腐小僧「クールだなぁリクオ様は…」

小鬼「ホント…身をくずされねぇ…」





「てか……リクオ様、今なんと言った?」





そのまま外で涼んでいると、羽織を持った毛倡妓がリクオへ声をかけた。






毛倡妓「おやリクオ様…寒いですよ夜は…羽織をお召しになられては?」








リ「すまねぇな…毛倡妓…やさしいねぇ








もっと…近くで温めてくれてもいいんだぜ?」








トロンと妖艶な瞳を惜し気もなくさらす、リクオの普段のポーカーフェイスはどこへやら。


ザワリと辺りが騒然となり、主の動向を見守る。









リ「さーさ美!もう帰んのかよ…つれねぇな…一緒に飲めよ」




ササ美「な…な…三代目ェ!?おたわむれを!?」






小鬼「どうなってやがるんだ?」

豆腐小僧「あ!!あれは!!」



「な!?」


「ありゃあ…「妖殺し」と呼ばれる超強力な妖怪酒!!」







そんな中、タイミング悪く彼女がお酒を持ってやって来たのだった。






貴「お酒の追加持ってきましたよ〜」



牛鬼「A、は、はやく台所に…」




あんな姿は見せられるまいと配慮した牛鬼だったが、そんな努力も虚しく、彼女の目の前でそれは行われてしまった。





番外編*三代目、御乱心!?3→←番外編*三代目、御乱心!?



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黒なっち(プロフ) - ドールさん» 私も書いてて泣きそうになりました。ありがとうございます!! (2018年9月3日 7時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
ドール - ヤバかった泣きそうになったあとこの作品サイコー (2018年9月3日 3時) (レス) id: f336219b49 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ちゃんみおさん» 私も悲しいですが、書いてて楽しかったです!ありがとうございます! (2018年7月27日 12時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんみお - 完結おめでとうございます!もう終わっちゃうのは悲しいですが、面白かったです!次の小説も楽しみにしています! (2018年7月27日 12時) (レス) id: 74d2f3a1e1 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - rukiさん» 最後までありがとうございます!!たのしんでいただけてよかった! (2018年7月26日 8時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月22日 12時

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