桜よ歌え、舞え、美しく(葵螺旋城編2)【ぬら孫・リクオ】最終章

321夜＊おやすみ、桜花 ページ25

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貴女side






貴「……(終わった…)」









リクオくんが…晴明を倒した。









桜花「全ての戦いが…終わりました」






美桜「ふう…晴明は完全に消えたようだね」

美和「地獄の鬼たちも晴明と共に消えたわ…」









桜花「さあ…あとはあなたが、彼の方の元に帰るだけです。



私もそろそろ戻ります」







貴「(桜花？もう…会えないの…？)」






桜花「私はあなたです。あなたの見るもの全てがあなた自身であり、私自身でもある。

もう二度と会えないかもしれませんが、私はいつまでも見守っています」








桜花…









桜花「最後に一つだけ、お願いがあります」







お願い？








桜花「時雨たちに…「私といてくれてありがとう」と伝えてくれませんか？」







貴「(……わかった)」









桜花「ありがとうございます。……では、さようなら」









_____どうか幸せになって









最後に桜花の声が聞こえた。



桜花の体が光り、私の体がその光に包まれた。






戻った、のかな……眠ったのかな？









でもこれで、桜花も救われただろう。



晴明の呪縛から解放された。









貴「(おやすみ、桜花)」





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