270夜*帰るべき聖地 ページ7
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いったん落ちついてみんな家の中に入った。
途中、巻さんと鳥居さんが通りかかった首無さんに驚いてたけど。
清継くんはあれから圓潮の流した噂がどうなったのか、調べてレポートにまとめてくれた。
清継くんはそのレポートをリクオくんに渡し、調べたことを話した。
清「救世主が復活するという噂はどんどん広まっていってる。きっとこれって…奴良くんが闘うべき晴明のことじゃかいかな」
救世主が…晴明…?
リ「すごい…ありがとう。こんなことまでしてくれるなんて………」
清「え?いやあ。ボクの救世主は…‘‘主”だから…世を正したいのさ」
妖怪でも、人間でも、どちらでも受け入れてくれたみんなをとても大切そうに見つめるリクオくん。
巻「あのー質問。晴明って…「イイモン」じゃねーの?」
……え?
清「え…?」
巻「ホラ…映画や小説にもなってるし〜。神社もあるじゃん?大阪と京都に。
奴良がいるからうちらはアレだけど、フツーは晴明が正義の味方っしょ?違う?」
ゆ「まっ…私も最初はそう思っとったよ。
けどあいつはいいモンやないで…支配者やったからいいモンってことになっとんのや」
巻「え?」
ゆ「「勝てば官軍」…歴史なんてそんなもんや。
あいつは平安時代…「国家」を守るという立場を利用して、人々の知らんとこで裏から世の中を操る存在やったんや。
晴明の死後_______子孫の御門院家がずぅっと守ってきたんは、決して「将軍様」や「権力者」やない。
晴明が帰るべき_________「聖地」や。
支配者へ再び速やかに帰るための聖地……今晴明が再びあの地へ降り立てば、何の障害もなく平安の世のように闇の玉座につくやろう……」
巻「……ほへー」
ゆ「だから今、御門院家は邪魔な妖怪を清浄する必要があるし、実際躊躇いもなくそれをやった。
御門院は晴明のためだけにいるんや」
カナ「…やっぱり、絶対に倒さないといけないのね」
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黒なっち(プロフ) - はあぁぁぁ〜〜!!!私もだ(キリッ) (2018年7月22日 9時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
玲音 - はっあ〜〜〜????好きです (2018年7月22日 7時) (レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ハルカさん» あれ…めっちゃお久しぶりです!!!ラストまで頑張ります!!! (2018年7月18日 19時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 黒なっちさんお久しぶりですねもう少しで完結ですね頑張ってください (2018年7月18日 17時) (レス) id: f997f27417 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - とぅんさん» はいぃぃぃ!!ありがとうございますぅ!!! (2018年7月18日 12時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月16日 20時