234夜*口伝の書 ページ9
・
赤河童「フム…甘い物でも食べながら気を安めんと、これから言うことは恐ろしくて舌もまわらんよ…
奴良組の若大将…気のきいた場所を選んだもんじゃ」
遠野妖怪「…さすがにかいかぶり過ぎでは ;」
河童犬「くう〜ん♪」
あんみつを食べていたら、大量の古い本が置かれた。
氷「これは…?」
赤河童「遠野武勇伝 口伝の書…遠野は様々な時代、様々な百鬼夜行に兵を出し戦果をあげた…その口伝を江戸期に書にしたものじゃ。全部で4万冊ある」
すごい量のある口伝の書。
赤河童「記したのはこの者、文車妖妃ちゃんじゃ」
眼鏡をかけた美女が来た。
文車妖妃「どうも!全国を巡回し、妖怪の歴史をつむぐ妖怪界の書記係 文車妖妃です!」
赤河童「ちょうど第二期口伝書を作ってもらおうと思って呼んどったんじゃな…」
文車妖妃「ハァーイあなたがたも何か武勇伝はおありですか?少しお話下されば細かいところまで補完して本にしますよ♡有料で」
有料なんだ…まあそうか。
赤河童「そういうことじゃ。文車妖妃ちゃんはわずかな情報でもその者をとらえ、文と絵にしてしまう能力がある」
リ「そうかい。じゃああんたが書いたこの記事の説明をしてくれよ。全員の脳ミソが困ってんだ」
文車妖妃「ああ〜〜ハイハイ、この絵ですかぁ〜〜古いですねぇ」
淡島「おうそーだ!!なんで昨日今日見た男が250年前の絵にいるんだ!?他人のそら似ならそー言えよ!?
まあそうじゃねーと人間が250年生きてることにならぁ」
淡島「250年?何言ってんの?それは描いた時の話でしょ?口伝なんだからも〜〜っと大昔の話の一コマよそれ」
え?
遠野妖怪「赤河童様…これはどういう…」
赤河童「そこの……あんみつも……とってくれ……」
遠野妖怪「!?」
赤河童様はなぜか震えながらあんみつを指差す。
リ「なんだよ、もったいぶらずに言え」
赤河童「“泰山府君祭”。安倍晴明が究極の目標だった反魂の術を研究する中で…並行して研究を続けていた術…」
子白「その泰山府君祭とは何なんですか!?」
赤河童「人を延命させる呪術じゃ」
・
137人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒なっち(プロフ) - rukiさん» ありがとうございます!!甘えリクオ君をこれからも出していくよう頑張ります!!頑張ります!←2回 (2018年7月15日 22時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
ruki(プロフ) - 本編だと見れない甘えリクオ君が見れてすっごく嬉しいです!小説制作頑張ってください! (2018年7月15日 21時) (レス) id: 9e70f2105a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんみお - マジですか?!頑張ってください! (2018年7月14日 23時) (レス) id: 6a8ce7c4d9 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ちゃんみおさん» はい!その後、みたいな感じです (2018年7月14日 8時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんみお - あともう少しで最終回かー。終わったら番外編とかありますか? (2018年7月14日 1時) (レス) id: 6a8ce7c4d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月8日 0時