266夜*船の中で ページ41
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夜
私は外に出て景色を眺めていた。
町はネオンの光に包まれている。
貴「……」
船が空飛ぶなんて…なんか不思議だなぁ。
って思ってたら
貴「…?」
リ「冷えるぞ」
背後からリクオくんが羽織をかけてくれた。
リクオくんが着ていた羽織だぁ〜…あったか…あ…
貴「(いや私何考えてるの!?べ、別に嫌らしいこと考えてるわけじゃないし!!)」
リ「何やってんだ?」
貴「(きゃあぁぁぁ!?///)」
考えるのやめよう!!
貴《な、何でもないよ!?あ、羽織ありがとう!リクオくんこそ大丈夫?寒くない?》
リ「平気だ、寒くねぇよ」
貴《そ、そっか…》
な、何か違う話題を…あ、そうだ
貴《袮々切丸、秋房からもらえたんだね》
リ「ああ。…ま、簡単にはもらえなかったがな」
え?
貴《ど、どういうこと?》
リ「邪魔が入ってな。まあ気にすんな」
貴《ぁ…うん》
ひょっとして敵が来たのかな…
リ「寝れねぇのか?」
貴《ん?ん〜…まあそうかな。空飛ぶ船の中で寝るなんてちょっと不思議で。でも飛行船よりいいかも…乗ったことないけどね》
リ「ははっ、そうかよ」
こんな風に楽しむのもいいよね…
リ「A」
貴「?」
リ「奴良組に帰ったら、見たことねぇ妖怪どもがたくさんいる」
貴《見たことない妖怪?》
リ「ああ。友好関係のない組もいる。国内17地方の総元締め、構成員500匹以上の大組織だ」
貴《す、すごい呼んだね!?そんなに妖怪っていっぱいいたんだ…》
リ「オレも驚いてるぜ。まあ、これから晴明を倒すために協力してもらってんだ。…帰ったらあんまり一人になるなよ?」
貴《ん…わかった》
リ「よし、んじゃあ寝るか!」
貴《え!?》
ひょいっとリクオくんは私を抱き上げて船内に入った。
リ「明日は朝早いんだ、もう寝たほうがいい」
貴《自分で歩けます!!》
リ「そう言うな。一緒に寝るぞ!!」
貴《はいぃぃぃ!?》
寝室に戻ればリクオくんは私を抱いたまま布団へダイブした。
もう…どうにでもなれ……
私と寝る気満々でちゃっかりリクオくんが腕枕してくれてるし…
まあ…いっか。
貴《……おやすみ…》
リ「おう…おやすみ」
なるべく私は顔を見られないように布団を深くかぶった。
私が完全に寝たらリクオくんがキスしていたのも知らずに____
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黒なっち(プロフ) - rukiさん» ありがとうございます!!甘えリクオ君をこれからも出していくよう頑張ります!!頑張ります!←2回 (2018年7月15日 22時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
ruki(プロフ) - 本編だと見れない甘えリクオ君が見れてすっごく嬉しいです!小説制作頑張ってください! (2018年7月15日 21時) (レス) id: 9e70f2105a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんみお - マジですか?!頑張ってください! (2018年7月14日 23時) (レス) id: 6a8ce7c4d9 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ちゃんみおさん» はい!その後、みたいな感じです (2018年7月14日 8時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんみお - あともう少しで最終回かー。終わったら番外編とかありますか? (2018年7月14日 1時) (レス) id: 6a8ce7c4d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月8日 0時