桜よ歌え、舞え、美しく【ぬらりひょんの孫＊リクオ】 (ページ7)

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3夜＊家に帰ればページ7

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貴『旧校舎？なんで？カナちゃん怖いの苦手じゃなかった？』

カナ「そうなんだけど…行こうかな～って。Aちゃんも一緒に行こうよ！」

清「そうだぞ柊くん！一緒に妖怪の主に会いに行こうではないか！」

清継君の言う妖怪の主とは…四年前助けられたあの少年のことだろう。

でも…旧校舎って心霊スポットみたいな場所じゃん。

じゃあ私は行けないかな…死にに行くようなものだから。

貴『ごめんね、用事があって行けないや…』

カナ「そっか、じゃあしょうがないよね！また今度誘うよ」

貴「…(頷」

リ(よ、よかった…これ以上増えたらなんとかできないかと思った……)」

貴「…(クイックイッ」←リクオの制服の袖を引っ張る

リ「ん？柊さん？」

貴『奴良君も行くんだよね？』

リ「そうだよ？」

貴『カナちゃんをオバケから守ってあげてね』

リ「え！？あ、わ、わかった！」

カナちゃんをよろしく、と伝えて私は席に座った。

リ「 (なんか…ちょっと惜しいな…)」

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学校帰りにスーパーに寄った。

今日は卵の半額だったのですぐ買って帰った。
あ、お茶も切れてたので買った。

貴「(ただい、ま…？)」

ハンナ以外、誰かがいるような気がした。

まさか…

？「おお～Aちゃん、お邪魔しとるぞ」

リビングに行くと、後頭部の長い老人がいた。

横にはハンナが老人の側で尻尾を振って頭を撫でられていた。

そしてテーブルの上には

貴「(はっ、私がとっといた醤油せんべいが！！)」

？「そうだいしょー、そろそろ帰らないと夕飯の時間になっちゃいますよ」

総大将「まあちいと待て納豆小僧。Aちゃんの淹れた茶がまだ飲んでないぞ」

貴「(お茶のみに来たのか…鍵閉めたはずなんだけどなぁ…)」

この老人がなんの妖怪かはわからない。

でもこのお爺さんは私の祖母とは茶飲み仲間らしく、初めて祖母の家に来たときこのお爺さんが祖母の家にいた。

よくお茶を飲みに来たりただ飯を食べに来たりする。今現在も。

納豆小僧「すいませんA嬢、いつも総大将が」

貴『大丈夫、いつも予想してるから。納豆小僧さんもお茶どうぞ』

納豆小僧さんは嬉しそうにいいんですかぁ？と聞いてくる。私は頷き、すぐ台所に行って湯を沸かした。

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