33夜*本当は会いたかった ページ39
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貴「はあ…はぁ…」
転んだりぶつかったりしたけど、それでも子白を離さず走った。
路地に逃げ込んだけど、行き止まり。
貴「(しまった…)」
「ヒヒヒ…もう逃げられないぞ〜」
「む?お前人間の小娘か」
「ちょうどいい、こいつの生肝を喰らってやる!」
貴「(詰んだ…)」
飛びかかってくる妖怪。
私は子白を抱きしめて目をつぶった。
?「勝手にいなくなってんじゃねえよ」
貴「(え…)」
「ぐはっ」
目を開けるとリクオくんがいた。
リクオくんは飛びかかった妖怪を足で蹴り上げた。
「うぐっ…あ、あんたは…!」
貴「(リクオくん…)」
リ「こいつに手を出すな。
こいつは俺の女だ」
え…
貴「(はいぃ!?)」
「ぬ、奴良組の若頭!?」
「すいやせんでしたぁぁぁぁ!!」
妖怪たちは逃げていった。
あ、そうだ
貴《子白!大丈夫だった?》
子白「…痛かった…」
子白のボタンの目が取れていた。
ずっと押さえてたんだ…
貴《ごめん、ごめんね子白…本当にごめんなさい。
もう捨てたりしないから…ごめんなさい、ごめんなさい…!》
子白を抱きしめて必死に謝る。
でも、きっと許してもらえない。
すると子白はモゾモゾ動いて被っていた帽子をとった?
子白を離して見つめた。
子白「本当は…僕も会いたかったよ。A」
貴《子白…》
子白は小さな帽子を私の頭に被せた。
私は嬉しくて、子白をもう一度抱きしめた。
リ「もういいかい?」
貴「(あ…)」
リクオくん忘れてた←
そうだ、勝手に化猫屋を出てしまったんだ。
貴『ごめんなさい、リクオくん』
リ「いや、無事ならそれでいい」
その後、良太猫さんに勝手に出ていったことを謝って化猫屋を後にした。
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黒なっち(プロフ) - 兎月-ウサヅキ-さん» あああああありがとうございますぅぅ!!!(*^o^*) (2017年9月20日 17時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
兎月-ウサヅキ-(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続き頑張ってください!!(*´∀`*) (2017年9月20日 17時) (レス) id: 22afd2de23 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ティナさん» はいです!!(*^o^*) (2017年9月20日 17時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
ティナ(プロフ) - 頑張ってください!楽しみに待ってますね! (2017年9月20日 17時) (レス) id: 3659efa7cf (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ティナさん» よ、よかった!!ありがとうございます!!(ToT)/ (2017年9月20日 17時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2016年4月14日 0時