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19話 ページ20

ここどこーーー


携帯の入ったカバンはさたみくんに預けちゃったし…

今の私は財布と水しかない



早くさとみくんに水を渡さないと行けないのに…


私はパーク内を走りまわった








何分程走り回っただろうか…

一向に見つかる気配のないさとみくん。

逆に離れてる気もする…



私は疲れ果てて、自分の分の水を買って

ベンチに座り込んだ



迷子っていつぶりだろ…

水を飲みながら過去を顧みていると、突然声をかけられた


「おねーさん、ひとりー?」


『はい?』


こんな私をナンパか?

と思って、無愛想な顔で

顔を上げると、そこにはジェルくんが立っていた


『じぇ?!?!』


ジェルくんの息は上がっている


じ「なんでこんなところおるん?」


それは、こっちのセリフですね


『さとみくんに水を買ったら、迷子になっちゃって』


じ「迷子って何歳児や笑」


『一応高一です』


じ「そーやな笑、早くみんなんとこ帰ろ」


ジェルくんは私に手を差し出す


あ、そりゃこんなに息が上がってたら喉も乾くよね


『ごめん、これはさとみくん用で、こっちの水はもう飲んじゃってて渡せないや』


『あっちで買ってくるね』


私が自販機に向かおうとすると、手首を掴まれた


ジ「買わんくて大丈夫、さとみのやつ1口貰うわ笑」


ジェルくんはいたずらに笑いかける

私はジェルくんにさとみくん用の水を渡した


じ「てゆーかそういう意味ちゃうねんけどなぁ笑」


ジェルくんがガックリと首を落としながら水を飲んでいた






みんなもとに戻ると、ベンチの周りをクルクル歩いている

お兄ちゃんにさとみくんがいた


『みんなー!!!』

私はみんなの元に駆け寄る

兄「転けるなよ!」

ほんと心配性…

さ「Aちゃんさー…ほんと…ねぇ」


さとみくんは、まるでいつものお兄ちゃんのように

私を見つけた途端、大きなたいきをついた


『さとみくんが元に戻ってる!!』

私はそんな事よりも、酔いが冷めていた事の方が嬉しかった

あ「声でかい!」


喜びのあまり、声が出てしまった


る「無事でよかった!」


『心配かけてごめんね』


こ「迷子とか、ほんとガキかよ」


『ころんくんうるさいです。黙ってください』


私はころんくんを睨みつけた

が、ころんくんは悪戯っぽく笑うもので…

私も笑ってしまった

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めぐみ - わかった!!そういうことかぁぁぁぁぁ!!納得。←は? (2020年3月22日 9時) (レス) id: 6022793049 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ - 限界突破の意味がわからない、、、 (2020年3月15日 15時) (レス) id: 6022793049 (このIDを非表示/違反報告)
かみあ@深夜浮上多めです - 初コメ失礼します…! ころんくんのツンツン具合がもうっ///((((テンション異常ですね 失礼しましたあの!これからも応援してます!更新頑張って下さいっ! (深夜にすいませんでした………) (2020年2月3日 1時) (レス) id: b637badbe5 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - コメント失礼します!!めちゃくちゃタイプです!!ころんくんのつんつん?が大好きなので!更新頑張って下さい!! (2019年11月19日 18時) (レス) id: be825a33ba (このIDを非表示/違反報告)
笹見 - ぬーさん» そうなんですね!でもこれも面白いのでこれから応援させていただきます! (2019年10月15日 0時) (レス) id: a7c0601b69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬー | 作成日時:2019年9月23日 18時

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