騙し合いの果て、偽りの愛[カラ松] (ページ15)

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騙すページ15

「お前たちを呼んだのは、大事な話があるからだ」

そう言うと、悠一さんと美香さんは、ポケットから警察手帳のようなものを取り出した。

「俺たちは”秘密警察”だ。表に出来ないような事件を調査したりする。それが秘密警察だ」
「あなたたち、秘密警察にならない？あなたたちにはその素質があるわ」
「秘密警察…」
「秘密警察に決してなるのは楽ではない。厳しい訓練が必要だ。もし拒むのならば、お前達の秘密警察に関する記憶を消すだけだ」

十四松がいきなり手を挙げた。

「はーい！！僕なりまーっす！頑張って訓練するよー！」
「十四松！？お前何言って…」
「僕も、なるよ。悠一さんと美香さんは、こんなクズを拾ってくれたんだ。訓練が厳しくても、恩は返さないと」

二人に続いて、他の兄弟も言う。

「あーもう！わかったよ！なればいいんだろ？」

と、チョロ松が怒り気味に言った。

「おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松。お前たちは今日から、”政府側”の人間だ。上の指示は絶対、規則に縛られる生活。それでもいいのか？」

「はい！」

と全員が返事をする。

「よし、お前ら！訓練開始だ！」

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これからしばらく、六つ子は出てこないと思います。更新遅くなるかもしれませんが、ご了承ください