68 ページ27
背中を押されて連れてこられたのはまふくんの部屋。
白とピンクで統一され、無数のまふてるグッズにPCと機材が散乱している。
「おじゃましま〜す…」
部屋の中心まで踏み入れてみると、ふわっと
柑橘系の香水の匂いに呑み込まれる。
「いい匂いだね」
まふ「んへ、でしょでしょ?僕気に入ってるんだ」
歯を見せて笑うと、まふくんは手早く部屋の鍵を閉めて
パソコンの置いてあるところへ座る。
作業中、だったのかな
いつみても作業作業、ギターギターで
一体他になにをしているのか不思議に思う。
今は歌のMixをしているのかも。
薄っぺらいその画面には、複雑な文字と図のようなものでとても小難しく見える。
歌ってみた、とは案外大変で苦労する職業であるのかもしれない。
とはいえ呼んでおいてすぐ作業をするまふまふさんもどうかと思う…。
私もケータイで仲の良いイラストレーターさんと話そうかな、
そう思いポケットからケータイを取り出した時
『新着メール:1件』
ロック画面にパッと表示されすぐに見てみる。
…あ、ラノベ作家さんからだ。
『お久しぶりです!いつもお疲れ様です。
先日メールさせてもらったのですが、
お話のご都合は大丈夫でしょうか?』
やっば、私あのまま返信してなかった感じ?
超失礼なことしちゃった…これは行かないとまずいよね。
高速でキーボードを打ち予定を思い出しながら返信を進める。
『お疲れ様です!
お返事遅くなってしまい申し訳ありません〜!
今週日曜日なら都合が合います、
その時はどうですか?』
送信ボタンを押して、一息つくと
20秒もしない間に返信メールが返ってきた。
…はや!
『こちらも予定大丈夫です!
では今週日曜日、駅前のカフェで。
よろしくお願いしますね』
駅前のカフェ…どこのだか分からないけど
ま、いっか。
メール画面を閉じて、LINEに移動。
イラストレーターさんに絡みにいく。
やっぱりこれが楽しいんだなあ♪
つい夢中になってた。
「わっ」
ケータイを上から取り上げられた。
作業中だったまふくんに。
まふ「Aちゃんがケータイいじりだしてから30分経ってる。早く寝るよ!」
「 わああ〜分かったから!返して!」
ケータイを握るまふくんの手を掴もうとすると、
性悪なことにまふくんは思いきり手を上に伸ばして、
私が背伸びしても届かなくする。
69→←うあああああお久しぶりですす(更新されなくて激おこしてた方は閲覧推奨)
600人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷雨*夜更け_時雨 - 受験頑張ってください!!!あとお体にも気を付けて...。 私もひきフェス当たらなかったので行かないです() 更新頑張ってください!応援してます! (2017年5月7日 5時) (レス) id: 60df997ed4 (このIDを非表示/違反報告)
涼月 結羽(プロフ) - るりさん» コメありがとうございます!本当ですか〜!会ってたかもしれませんね!笑 更新頑張りますよ(`・∀・´) (2017年4月1日 12時) (レス) id: 8d90c46065 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください!!私もXYZ東京初参戦でした!← (2017年3月28日 22時) (レス) id: fbbf934865 (このIDを非表示/違反報告)
涼月 結羽(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます~!更新頑張りますよ~~!楽しみに待っててもらえるなんて光栄です…笑 (2017年3月28日 20時) (レス) id: 8d90c46065 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 更新頑張ってください!楽しみにしてます。('∀') (2017年3月24日 17時) (レス) id: c841c9b227 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:涼月 結羽 | 作成日時:2017年1月10日 18時