一般人が鬼におはぎ入りの箱を投げて逃げまくるお話2[鬼滅の刃]

嗚呼、そうだ。爆弾と山を買おう。← ページ6

Aちゃんに会いに行く！


……って思ったところまではよかったんだけどぉ、


「Aちゃん何処にいるのぉ…！！」


冨岡さんって人の屋敷にいるって聞いたけど、場所が分からないのよぉ！！


ど派手さんは我先にともう行っちゃったしぃ……



「こ、こうなったら仕方ないわぁ……
片っ端から探すわぁ！！！」←隠やお館様に聞くという考え方はない




.



やあ、どうも皆さん。


先程冨岡さんの家の戸を壊して出ていったAです、よろしく。


『さて、とりあえず準備でも始めましょうかね』


先ずは山を一つ買いましょうか。←


あと、爆弾。←


嗚呼でも買い物も慎重にしましょうか、多分冨岡さんとかお隣さんが探しにくるので。


私ほもう会うつもりはないからね。


お隣さんも、私のことは早く忘れればいいんですけどねぇ…



＿＿＿＿「Aちゃんは人を‥殺したりなんかしないわぁ‥」



『……もう、遅いんですよ』


お隣さんと初めて会った時から全てが手遅れだった。


だから早く私のことを忘れてほしかった。


『楽しかったよ、お隣さん』


諦め気味に笑ったその声は乾いていて虚しく響く。


もう誰かを守ることをしない、出来ない手は何をすることもなく、持て余していた。






.



「冨岡ぁ！！！！お前なんでA一人にして任務なんか出るんだよ！Aだぞ？爆弾使って逃げるだろ普通！！」←※一応一般人のA



「まさか爆弾を使うなんて思わかった……すまない宇髄」←当たり前


辺りにはもういねぇ……ちっと舌打ちをうち、冨岡に二手に分かれるよう指示をだす。


「そもそも逃げる理由が分かんねぇー……」


まだ夜にはならないのに、それでも不安は強まる一方だ。


＿＿＿『私はね、ずうっと君のようになりたかったんだよ』


あの時、俺みたいになっちゃいけねぇよ、って言おうとしてAを見たんだよ。


そしたら、アイツの顔はもう、何か壊れてしまったような諦めてしまったような、顔をしていて、


だから、今お前をひとりにさせるわけにはいかねぇんだよ、A。

日暮れが来るまでの時間。→←とりあえず冨岡さんの家の鍵壊しましょうか。←

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