あれ？普通ってなんだっけ？【ＲＥＢＯＲＮ転生】３ (ページ5)

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～第４５章～終ページ5

エンツィオをドライヤー(Aが貸してくれた)で乾かしおえたころ、俺の元・家庭教師は言った。

思わず耳を疑うことを言った…。

「Aが風呂で準備してるからな。俺は風呂にいってくる。」

…なぁ、ガチでコイツは何つった！？

「な、なぁ…まさか一緒に入ってる訳じゃねぇ、よな？」

「あ、リボーンは…」

「入ってるぞ。ママンが一人は危ねぇからAと入れって言ったんだ。Aも嫌がらねぇし、最近は俺が何も言わなくても察して行動してくれるぞ。」

ツナが喋るのを遮って言うリボーン。

「毒さそりにやらせろよ！！お前のことだったら喜んでやってくれるだろ？！」

「俺は気安く触らせねぇんだ。」

「いつもさわらせたり抱き付かせたりしてる奴が何言ってやがる！！」

「うるせぇぞ。それも生徒の仕事だ。」

「ええ！？そうなのぉ！？」

「騙されるなツナ！俺はやってねぇぞ！？」

「お前達にやらせてもツマンネェだろ。」

俺がおかしい…のか？

確かリボーンは、俺のところにいたとき一人で風呂入ってたよな！？

何で女子中学生に風呂入れてもらってんの！？は？！え、まさかAってリボーンのこと知らねぇの！？

俺、なんか色々と不安なんだけど…何コイツ、まさかの犯罪者？！
あ。いや、俺もリボーンも犯罪者と言っていいくくりだけどよ？…さすがにダメだろ…！？

この数ヵ月で何があった！？何をした！？

……………………このままでは、Aが危ねえ！！

「Aを待たせてんだ。俺はもう行くぞ。」

「ちょ、待てリボーン！！俺も行く！！……ん？」

空気が固まる。

俺は今、何を口走った？

これ、リボーンよりもやばくねぇか？っつーか、ツナからの視線がやべぇ！！

「ディーノ、お前…………。」

「誤解だ！！俺はうっかりそう言っちまっただけで、決して一緒に入りたいとかそんなんじゃ…！！」

俺がそう言った時、部屋の扉から人が入ってきた。

その手には、メモ帳が…

『…………。』[別に構いませんが。]

「は？…ってか、Aいつの間に…。」

『…………。』[リボーンさんがなかなか来ないので様子を見にたった今。]

うん、俺は理解した。

最初は、Aを日本の大和撫子かと思ったが、それに加えてもうひとつ…。

環境が悪すぎて、Aが性差に疎くなってやがる…！！

リボーン！家庭教師ならそこんとこどうにかしろよ！？