16話 ページ18
夢主side
『これ、混ぜるとスポーツドリンクになるの。』
私は間髪入れずに2人の紙コップに注ぐ。
岩泉「ほんとか、?」
『ほんとほんと!』
2人は恐る恐るといった様子でそれを飲んだ。
及川、岩泉「!」
及川「おいしい!飲みやすい!ね、岩ちゃん!」
岩泉「あぁ、これならいくらでも飲めるわ」
『良かった〜!実はね、お願いってこれの事なの。』
岩泉「?どういうことだよ?」
『あ、からかうのがお願いな訳じゃなくてね!私、料理が好きなんだけど。私の料理を食べて素直に意見してくれる人を探しててさ。2人にお願いしようと思ったんだけど、2人とも優しそうだから、普通に言ったらなんでも美味しいって食べてくれそうじゃん。だから、試すようなことしちゃった。ごめん。』
話しているうちに、こんなことで2人を騙してしまっていた事に気づき申し訳なくなる。でも私の長い話にも2人は真剣に聞いてくれた。そして、
岩泉「なんだ、そんなことかよ」
及川「確かに!及川さん優しいからなんでも美味しいって言っちゃうかもね〜」
うんうん。と、少しおちゃらけた風に言うとおる。
岩泉「何が優しいからだ。テキトーなだけだろ。」
及川「もー!そんなわけないじゃん!」
2人のお決まりの掛け合いが始まった。
岩泉「ま、冗談はさておき。合格したってことはまた何か食わしてくれんだろ。」
『!いいの?』
岩泉「いいもなにも、こっちはただ、くれたものを食うだけだろ。」
及川「そうそう!最近何食べてもお腹減るしさ、願ったり叶ったりだよ〜!でも、美味しいものだと尚嬉しいかな!」
2人はニシシ、と笑いながら私に言った。
『2人とも、、!ありがと〜!!』
私は嬉しくて2人に勢い良く飛びついたが、2人はしっかり支えてくれた。
『じゃあ、また作ったら持ってくるね!』
及川、岩泉「楽しみにしてる!/おう!」
と、今日はここで解散となった。
168人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あじこ | 作成日時:2024年2月22日 7時