在り方 ページ9
Aside
雨が降りそうな予感はしていた。
けど、まさかここまで降るとは。...最悪だ。
理由はわからないけど、とにかく俺は雨が苦手だった。
濡れるとか、汚れるとか、そんな理由では無いと思うんだけど。
いや、それはそれとして。
「あっ、これ汚れてない、よな...」
慌てて額当てを外して、汚れてないか確かめる。
すぐ住処に戻ったおかげで、少し濡れたくらいで済んだらしい。
「良かったぁ...」
汚れていたら一大事だ。俺にとって、これは命と同じ位には大切なものだから。
気づいたら着けていたし、きっと人間の頃から大事にしてたんだろう。
ものを大事にするのは、鬼らしくないのかな。
いまいち、俺は鬼がどうあるべきなのか解らない。
人は襲わないし、夢(?)は見るし、記憶もない人間の頃に執着しているし。
「(...でも、このままでも悪くはない)」
...なんて考えていると、不意に外から声が聞こえた気がした。
鬼の気配。そしてもう一つ、別の気配を感じる。
「....鬼と...人間、か?」
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国見@いちご姫(プロフ) - 油性さん» とても続きが気になります!スランプ気味なのは承知です!!!!無理のない程度に更新よろしくお願いします!!!!待っています! (2020年10月15日 16時) (レス) id: 0b392edb58 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - とても面白かったです、更新頑張ってください!! (2020年3月21日 6時) (レス) id: b9d0ac7fe6 (このIDを非表示/違反報告)
油性(プロフ) - ゆたうささん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります! (2020年2月16日 21時) (レス) id: be31b72efa (このIDを非表示/違反報告)
ゆたうさ(プロフ) - 続きが気になります。更新がたのしみです! (2020年2月16日 21時) (レス) id: c39eaef263 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:油性 | 作成日時:2020年2月16日 21時