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超えてはいけない境界線 ページ5

「し、失礼します!」

襖を開けるや否や、地面に頭がつきそうな勢いで頭を下げる。

「よぉ、竈門か」

「宇髄さん!」

宇髄さんの顔を見た途端、すっかり安心してしまった。いけないいけない。
ゆーっくりと宇髄さんに近づくと、手に持っていた手紙をそっと差し出した。

「胡蝶さんからのお届け物です」

「胡蝶から手紙?珍しいな」

宇髄さんは俺から手紙を受け取ると、その場で手紙の封を切り始めた。
俺の前で読み始めるのは、ちょっとどうなんだろう。


.......それにしても、この屋敷は思っていたより静かだ。
たまにお嫁さん達の声(多分)や、外で鳴く鳥の声は聞こえてくるけど他には何も聞こえない。

「...宇髄さん」

「何だよ」

封筒から手紙を出しながら、宇髄さんが少し顔を上げる。

「宇髄さんって、継子はいらっしゃらないんですか?」



...俺がそう問いかけた瞬間、空気が変わった。
そして、悲しいような空虚なような、そんな匂いが鼻をついた。

作者より→←曇天の下



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国見@いちご姫(プロフ) - 油性さん» とても続きが気になります!スランプ気味なのは承知です!!!!無理のない程度に更新よろしくお願いします!!!!待っています! (2020年10月15日 16時) (レス) id: 0b392edb58 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とても面白かったです、更新頑張ってください!! (2020年3月21日 6時) (レス) id: b9d0ac7fe6 (このIDを非表示/違反報告)
油性(プロフ) - ゆたうささん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります! (2020年2月16日 21時) (レス) id: be31b72efa (このIDを非表示/違反報告)
ゆたうさ(プロフ) - 続きが気になります。更新がたのしみです! (2020年2月16日 21時) (レス) id: c39eaef263 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:油性 | 作成日時:2020年2月16日 21時

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