１０６話 ページ9
次の日学校を休んでる私と仕事が休みらしいせーたん、サボり？の志麻さんが家にいた
浦島坂田船の二人と一緒にいるなんて少し前までは考えられなかったな
せーたんと二人で優雅にコーヒーを飲んでいると志麻さんが降りてきた
首元が空いている色気たっぷりなTシャツを着ているから目のやり場に困ってしまう
「志麻くん、うらたんたち先に行っちゃいましたよ？またサボりですか？」
またってことは私が知らないだけで今までもサボっていたってことか
「まあ、ええやん。それよりAちゃん、おはようさん」
ふわりと微笑んで頭を撫でてくる志麻さん
優しくて包み込むような温かい手
なのに私は拒絶してしまう
体が思うように動かない
私の異変を察した志麻さんはごめんなって謝ってくれるけど悪いのは私なのにって自己嫌悪に苛まれる
微妙な空気を感じとったせーたんが志麻さんの朝ごはんを用意して動きやすい雰囲気を作ってくれた
だから部屋に戻って寝ようかと思ったらせーたんに呼び止められる
仲良くなるために買い物に行こう、と
驚く私と志麻さんをさておき、急かすせーたん
志麻さんと仲良くなりたいって気持ちは嘘じゃないから買い物に行くことにしたけどやっぱり不安だ
でも克服しなきゃいけない
逃げたくない
おしゃれな二人と並びついたデパート
平日にしては人が多いような気がする
しかもたくさんの人の目が向けられている気が。
不思議に思ってトイレに行くふりをして周りの女の子の会話に耳をすますと
あの人志麻くんじゃない？あとセンラくん！
とウキウキした声がきこえる
有名人だと改めて思い知らされた
たぶんTwitterなんかで2人がここにいるっていう情報が出回ってるんだろう
私がいたら迷惑、だよね
人気に拍車がかかって軌道に乗ってる時にスキャルダルとか炎上なんて起きて欲しくない
離れなきゃ
そう思ってるのに一緒にいたいっていう本心が邪魔をする
私が周りにいると炎上の火種になってしまう
この人達と住むってことは、この人達といるってことは、つまりそういうことなんだ
そんな覚悟私にあった？
親に大人数の方が安心だと言われ、誰か1人を選びたくないから決めたシェアハウス
みんなにかかる迷惑なんて考えてなかった
自己中
自分の中に声が反響する
誰の声かもわからない
だけど私の心を容赦なく喰らっていく
私はどうすることもできずただその場に立ち尽くした
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龍羽(プロフ) - あいろさん» とても光栄です！ありがとうございます！更新頻度が定期的でない上に遅くて申し訳ないです。これからもよろしくお願いします (2019年11月2日 16時) (
レス) id: 6143e2a037 (このIDを非表示/違反報告)
あいろ - ここまで続きが気になる小説は、初めてです。更新頑張ってください！ (2019年11月2日 8時) (レス) id: 7961ad3a74 (このIDを非表示/違反報告)
龍羽(プロフ) - きゆさん» 再度レスありがとうございます！！最後の話の更新が約1年前なんですよね^^;言い訳するわけではないのですが当時とはまた考え方や書き方が異なってくるかもしれません。それでも完結までもっていきたいと思っているので気長にお待ちください笑 (2019年8月29日 22時) (レス) id: 6143e2a037 (このIDを非表示/違反報告)
きゆ - 見てすぐ返してくれてありがとうございました(｡･ω･｡)どんなに時間がかかっても、完結までお付き合いしますので！無理しないようにリュウさんのペースで進めていって下さいね！夜遅くにすみませんでした。 (2019年8月29日 22時) (レス) id: a065501dc8 (このIDを非表示/違反報告)
龍羽(プロフ) - きゆさん» 感動していただけてとてもうれしいです！更新がんばりますね！ (2019年8月29日 22時) (レス) id: 6143e2a037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュウ | 作成日時：2018年3月27日 19時
