120話 ページ23
トントン
と優しく肩を叩かれ目を開けた
どうやらせーたんの胸の中で眠っていたみたいだ
ゆっくり顔を上げるとせーたんの長いまつげがすぐ目の前で見えた
慌てて飛び退こうとしたけどしっかりホールドされてる上
寝てるのを起こすのも悪いと思い、赤くなった顔がバレないよう顔を埋めた
するとさかたんが
「ごめん、俺お腹すいたから売店行きたいんやけど、さっきうらさん寝ちゃってさ。
みんな寝てるときに志麻くん起きたら心細いだろうからAちゃんを起こしてん。」
と、申し訳なさそうに呟く
私はゆっくりとせーたんのホールドから抜け任せて!というように笑って見せた
ありがとな
そう言って病室をでていく
1人は何もすることがなくて、だから窓の外を眺めてぼーっとする
今まで心が安定してなくて周りをちゃんと見てなかったけど、ここはどうやらさかたんのご両親の病院のようだ
つまり私が入院したのと同じと同じところ
偶然か必然か
この病室も私が入院していたところと同じ
窓から見える景色が少し前に見たそれと全く同じだから
なにか思い出すかもしれない
記憶を取り戻すのはうれしいはずなのになぜか背筋が凍った
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龍羽(プロフ) - あいろさん» とても光栄です!ありがとうございます!更新頻度が定期的でない上に遅くて申し訳ないです。これからもよろしくお願いします (2019年11月2日 16時) (レス) id: 6143e2a037 (このIDを非表示/違反報告)
あいろ - ここまで続きが気になる小説は、初めてです。更新頑張ってください! (2019年11月2日 8時) (レス) id: 7961ad3a74 (このIDを非表示/違反報告)
龍羽(プロフ) - きゆさん» 再度レスありがとうございます!!最後の話の更新が約1年前なんですよね^^;言い訳するわけではないのですが当時とはまた考え方や書き方が異なってくるかもしれません。それでも完結までもっていきたいと思っているので気長にお待ちください笑 (2019年8月29日 22時) (レス) id: 6143e2a037 (このIDを非表示/違反報告)
きゆ - 見てすぐ返してくれてありがとうございました(。・ω・。)どんなに時間がかかっても、完結までお付き合いしますので!無理しないようにリュウさんのペースで進めていって下さいね!夜遅くにすみませんでした。 (2019年8月29日 22時) (レス) id: a065501dc8 (このIDを非表示/違反報告)
龍羽(プロフ) - きゆさん» 感動していただけてとてもうれしいです!更新がんばりますね! (2019年8月29日 22時) (レス) id: 6143e2a037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リュウ | 作成日時:2018年3月27日 19時