十一兎 ページ12
万事屋と真選組は将軍を心配して急いで掛け寄って来た。
『……』
(確か黒い洋風を着ている人達は地球のお巡りさん。つまり幕府側に着いていて鬼兵隊と春雨の敵……。下手に動けないネ)
将軍「近藤」
近藤「上様、お怪我はございませんか!?」
将軍「あぁ、この人が助けてくれたから無事だ。礼をしなければな」
『いえ、大した事はしておりません。気になさらないで下さい』
近藤「いやいや、俺からも礼を言わせてくれ。君が居なかったら本当どうなっていたか……。本当かたじけない」
『いえ、全然大丈夫ですよ。それじゃあ』
土方「待て(ガシッ)」
土方さんはそそくさに去って行こうとするAの右腕を持った。
『!?』
土方「将軍を助けてくれた事は感謝する。だが、高杉や神威等と関わっている以上、このまま逃がす訳にはいかねーんだよ」
『ただの友達ですから』
土方「友達なら尚更返す訳にはいかねーよ」
沖田「一緒に署に同行しろィ。逃げたら公務執行妨害罪で逮捕するぜィ」
『……』
(このままじゃ、新居探しが出来なくなるネ……)
『分かりました……』
Aは仕方無く真選組に連れられ真選組の屯所へと同行する事に決めた。
銀さん「そろそろ俺達は帰るか。な、Aだったか?」
『あ、はい。 ……わ……』
(お侍さんだ………っ!)
銀さん「俺はかぶき町で何でも屋、万事屋銀ちゃんを営んでいる坂田 銀時だ」
新八「同じく志村 新八です」
神楽「か……/////神楽……です/////」
銀さん/新八「えっ???」
銀さん「か……、神楽……?」
新八「どうしちゃったの?変なものでも食べた?」
神楽「煩いネ!!天パ!!駄メガネ!!A様は私の憧れでもあるから無礼講な言葉は使わないヨ!!」
『神楽だったけ?』
神楽「(ドキン/////)はい……//////」
(あわわわ!!!近くで見ると本当美しくて良い香りネ!!)
『神楽はもしかして神威さんの妹さんなのカナ?』
神楽「あ………、はい////兄貴がいつもお世話になっています////」
『うんん、お世話になっているのはボクの方だよ。 ん……、神威さんが羨ましいヨ』
神楽「え……?」
『だって、こんな可愛い子が妹さんなんだヨ?これから仲良くしようネ』
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作者名:未来 | 作成日時:2020年2月5日 21時