第二訓 ページ3
攘夷志士はAに圧倒されじっと固まる。
『……』
そしてAは土方さん達を見つめた。
『あの、コレどうすれば良いですか?』
土方「あ、ああ、悪ィな!」
沖田「すぐ捕まえやす!てめェら!神妙に縄にしやがれィ!」
土方さん達はAに言われて攘夷志士達を捕まえていた。
神楽「A……様……?」
『え……?』
Aは神楽に声を掛けられて神楽を見た。
『君は……もしかして夜兎族?』
神楽「あ……はい。神威って奴の妹です」
『ああ、神威さんの?』
神楽「はい……。あの……っ。私は神楽って言います。ずっとA様に憧れていました」
『ボクに?確か神威さんにも言われたヨ』
神楽はいつもの協和語で喋るがかなり口が悪くなくAを慕っているのか敬語で話す。
神楽「あ……。はい。A様は凄い方ですから。夜兎族は普通、戦闘を好むと言われています。それに鬼兵隊や春雨からのスカウトも断られたそうですね」
『ああ、高杉晋助さんが過激派攘夷集団・鬼兵隊の総督を務めてて神威さんも宇宙海賊春雨の第七師団団長を務めているのだよネ?』
神楽「そうです」
『アレは全力でお断りしたヨ。まァあまりにもしつこいから神威さんの日傘と高杉さんの刀を折って負かしたんだけどネ』
銀さん「あの高杉と神威を負かしたのか?」
『あ、はい』
銀さんはAくんの言葉に戸惑い問いかけた。
銀さん「あ……。悪い。名前も言わずに。俺はお江戸で万事屋銀ちゃんって商売やっている坂田銀時だ。困った時は気軽に連絡してくれ」
『よろしくお願い致しますね銀さん。ボクはAです。銀さんイケメンさんですね』
銀さん「え……////」
銀さんはAにイケメンと言われて顔が赤くなる。
銀さん「あ……。銀さん最後の部分、聞こえなかったな……。もう一回言ってくんない?」
『あ、はい。銀さんはイケメンさんですね』
銀さん「イケメン/////そんなの初めて言われた……」
『?』
神楽「そういえばA様の日傘は白色で珍しいですね。私や兄貴のは紫ですから」
『ああ、ボクの日傘は特注で作ってもらったんだヨ』
神楽「特注ですか?あの……持ってみても良いですか?」
『腕折れるヨ?』
神楽「そんな事ありません。持たせて下さい」
『分かったヨ』
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作者名:白雪 | 作成日時:2019年9月5日 20時