【HQ】今日からイケメン妖怪達と暮らすことになりました

Apparition and Shrine Maidenﾟ++ﾟ 8 ページ11

菅原「あれ〜、どこかで会ったことあったっけ？」



澪奈「あら、覚えてないのかしら。
それともAの前だから大人しいふりしてるだけ？」





ニコニコしながらお互い睨み合っている





沈黙を先に破ったのは菅原さんだった




菅原「…ははっ♪大人しいふりしてんのはお互い様だろ？ね、









＿＿狸」





澪奈「覚えてるんじゃない。雨男
ほんと昔っから変わらないね。そのムカつく顔」






『た、狸……？昔……？
え、わかんない……わかんないよ……


澪姉?菅原さん……?何を言ってるの……？』








二人は少し困った顔をしてこっちを見た




菅原さんも、澪姉も、私の昔のことを知ってる……?






菅原「確信はなかったんだ。でも、ここにコイツがいることで俺の考えは確信に変わった。



ねぇ、A?君は＿＿＿」


柚葉「そこまで。」





凛とした声が彼の言葉を遮った




『?母さん……どうしたの？』




彼の……菅原さんの言いかけた言葉の続きが気になるのに……




タイミング悪いよ






柚葉「菅原さん。やめて
私たちと無関係の……赤の他人のあなたが、そのことを口にしないで」




『ｯ!!』




見たこともないような顔で言う母に息をのんだ






これが……あのいつも優しい母さん、?





菅原「……すみません(ﾆｺｯ
では俺の口からは言いません。A本人が気づくまで。
それと、Aが気づくまでこっちの世界で預かるので。」





澪奈「はぁ？なんで大事な妹をあんたらみたいな妖に預けなきゃいけないわけ？」





『澪姉……私、しばらく菅原さんたちと一緒にいる』





「「!!」」





澪奈「どうして!?」




『自分の記憶を取り戻したいの、知りたいの。
だから……』





菅原「という事なので、A連れてきますね
もう挨拶もすんだし」





菅原さんに抱きかかえられ、宙に浮いていく


こんなに人目につく場所で翼を広げて大丈夫なのか……






菅原「ｸｽｯ、大丈夫！俺ら妖は普通の人には見えないからね。
みえるのは、同じ妖怪か……力の強い者だけ」







『……澪姉も妖なの?』





宙に浮きながら下で悔しそうに唇を噛んでいる澪姉に問う





澪奈「……A。ごめん……次帰ってきた時に教えるから!!」








菅原「行くよ」







澪姉、ちゃんと……戻ってくるから

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