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まふまふの親指が俺の目尻を撫でた。
視界が歪んで、目頭が熱い。
「そらるさんは嫌だよね、こんなの…。」
そうじゃないんだ。
まふまふと繋がることに嫌悪感を抱いた訳じゃない。
ここで俺との関係が壊れてしまうこと。
それを想像したら涙が止まらなくなった。
俺は思っていた以上に、まふまふのことが好きだ。
「ごめ、なんか、急に涙、とまんな、」
「大丈夫です。ゆっくり落ち着きましょう?」
そう言うまふまふも泣いている。
俺は自然とまふまふの首に腕を回し、薄い唇に口付けた。
驚いたように一瞬目を見開いたあと、俺の瞼にキスを落とされる。
1度目を合わせたあと、自然と2人でまた唇を合わせた。
まるで、恋人のように。
そこにいるのはボロボロに泣いた大人の男2人だけど。
「続き、していいですか。」
「ふふ、いいよ。」
これで最後なんだから、体に、記憶に、まふまふを刻もうか。
ーーーー
第7話
2021.4.1
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月夜(プロフ) - こ、、更新はまだですか、、 (2021年11月29日 0時) (レス) @page6 id: 0e4ab80c46 (このIDを非表示/違反報告)
とっとこリス太郎(プロフ) - mfsrでこーいうなかったんで、すごく嬉しいです! これからも頑張ってください! (2021年8月16日 20時) (レス) id: 10c5c555dd (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - 泣けるぅ!!7話楽しみに待ってますね♪ (2020年12月6日 11時) (レス) id: 5224cda9d2 (このIDを非表示/違反報告)
しろもも(プロフ) - 風兎こと七成さん» コメントありがとうございます!現在は規制がかかる内容になる前の所までで切って公開している状態です。今後の更新内容は確実に規制がかかるので、そこからはフラグを立てて更新していこうと考えています ご指摘ありがとうございます! (2020年10月12日 20時) (レス) id: 568acd3369 (このIDを非表示/違反報告)
風兎こと七成(プロフ) - r18フラグって立てなくて良いんでしょうか?私が間違っていたらすみません。 (2020年10月12日 19時) (レス) id: bd5aeed92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろもも | 作成日時:2020年8月30日 21時