［暁のヨナ］赤龍は鈍感過ぎてヤバイのです 0.1 過去編

<32> ページ35

設定追加です


［赤龍］

・赤龍の能力では、あまり人との戦いに合わないため、

赤龍自身の頭の回転、身体能力が四龍の中でずば抜けて高くなっている

(頭がすごく賢い、運動神経がすごく優れている)

ーーーーーーーーーーー


目を覚ますと、隣にハクは居なかった



『………寝よ』


そう呟きまた瞼を閉じようとすると、いきなり襖がガッと開いた



⁈「A、起きてっか？」



『………』


ハクの声だ



ハク「おーい」


そう言い、ハクの足音だろう音が近づいて来る



とっさに無視してしまった私



もう声を発せてはいけない状況になってしまった


『………』


寝返りと装(よそお)い、ハクが来る方に背中を向ける




『(ヤバイ、これからどうしよう！！)』


内心すごく焦っていた


近くでしゃがむ風音がした



ハク「おーい、A？まだ寝てんのか？」


寝たふり


『………』



ハク「……」



『(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ)』


ヤバイを心の中で連呼する


冷や汗が止まらない！




ハク「……」




『(ヤバイヤバイヤバイ)…ヤバイ……あ』



ハク「ヤバイ？……やっぱり、お前起きてるだろ」



やってしもうたー！！！


『…はい、起きてます』


そう言い、体を起こす


ハク「なんで、俺の始めの問いを無視した？」



『とっさの判断でございます…』


ハク「なぜ敬語……まぁ良いそんな事。水浴び場案内すっから、ついて来い。いいな？」


『うん、わかった』



昨日から着てる模様の無い白い着物が少し乱れている所を整えながら、もうすでに歩いてるハクに着いて行った



水浴び場に着き、ハクはどこかへ行ってしまった

着物を脱ぎ、““服はここに置いてね””と書かれた籠にその着物を置き、誰も居ない水場に行き体を洗った



洗い終わると、服の置いて居た籠の近くに行く



今は素っ裸だ


その籠の近くで何故かおばさんが立って居た


『？』


私を見るに、そのおばさんに声を掛けられた


？「……ん、貴方、A？ちゃんよね？」



『はい、Aですけど、どうしたんですか？』


？「この着物、きつく無かった？」




『あっ、はい！丁度良い大きさでした』


服のを着させてくれた人かな？




？「それなら良かったわ！
貴方、これからここで暮らすのよね？

だから、今日から貴方が着る服はここに置いておくからね。

それと上に置いてある耳飾りと首飾りも身に着けてね。風邪の部族の伝統なのよ」

<33>→←<31>

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す