［暁のヨナ］赤龍は鈍感過ぎてヤバイのです 0.1 過去編

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『んー、ちょと頭が痛い。大丈夫だけど』

そう言って笑う


耳から伝わる騒ぎ声が頭に響いて頭が痛い

一人一人の言葉が聞き取れない程に騒がしい

凄く気持ち悪い



ハク「無理はすんなよ、何かあれば言え。
それと便所はあっちだ、スッキリするぞ」


『この場合、便所は関係ないと思う』


ハク「冗談だって、そういやサヤとどんな話をしたんだ？」


『ん？これからの話とか、アヤメさんの話とかじっちゃんの話とか、テウとヘンデ達の話とか…ハクの話 とか？色々話ししたの。すっごく楽しかった！』


ハク「ん、良かったな」


優しく笑ったハク



なぜかとても可愛く見えてしまった



『ハク、可愛い』


ハク「はぁ？何ボソッと『可愛い』だ。そんなん言われても嬉しくないわ あほ！」


『あほって、何よ！ヘタレ！』


ハク「ヘタレじゃねーよ！暴力女！」


『暴力は否定しない。でもヘタレじゃない！』


多分




とっさに出した言葉

風雅の都を教えてもらう内に、ハクはヘタレにみえなくなってきた

ていうか、なんでヘタレって思ってたんだろう


(これじゃあ、ヘタレ黒髪って呼べなくなるなぁ〜、なんてね)




ハク「どこが、どこら辺がヘタレなんだよ」




…んー、

言葉をしっかり選んだら良かった

絶対変な顔をしていると思う

( ( ◉◞౪◟◉ )←こんな感じのことを思っている)



『そ、それは〜、…』


変な汗かいてきた

ヤバイ！


ハクはしかめっ面をピクリとも動かす事なく、顔を向けて私の言葉を待っている


どうしよう


そう困っていた時だった






男「ハク、ご苦労さん！終わったぞ」


近くにあった稽古場方向からきたお兄さんがこちらに近づきながら、大声気味で話し、歯を見せて笑う




そのお兄さんの笑顔がすごく眩しく見えた


何が終わったのか分かんないけど、


ありがとう、お兄さん

本当にありがとう


もう、大好き



すっごい危なかったからね


人が怒っている中、変な事は言えない

ましてや、自分が怒らせた人だ

無責任な事は言えない



ホッとしまくりの状態でお兄さんの方へ顔を向け続けた



ハク「……わかった！」


隣でハクも同じように声を上げる



もちろん、気まずさで顔を合わせない私だった



『(そういえば頭痛かったのにいつのまにか痛くないな、なんでだろう)』



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内容が薄くなってきていませんか？
不安です

更新遅くてすいません

蒼月

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