#7 ライオンは問う ページ10
レオナ・キングスカラー side
｢あ゛ぁ゛…めんどくせェ｣
俺は、寮の中の同学年の奴らがそこまで手が回らないと言っていた棟の見回りをしていた。この位出来んだろうがぁ、と悪態を付きながらも、一応寮長として見回りはきちんとするつもりだ。
｢此処は…嗚呼、アイツか｣
そうして人魚のような新入生の事を思い浮かべる。人魚のよう、というのは陸1年生で足もとが覚束無い奴らに似ている、と言う事だ。
｢おい、入るぞ……ッチ｣
返事が無かったのでそのまま部屋に入る。すると思わぬ光景が目に入った。
｢…はぁ！？！？っなに、やってんだよ！｣
そこには、たっぷり水の入った水槽の底に沈むアノ新入生の姿があった。
巫山戯るな、うちの寮で何やってくれてんだ、阿呆か、色んな考えが浮かぶ中、兎に角コイツを水から引きずり出した。
｢お前！何やってんだ！？｣
｢ん…りょーちょーさん？……邪魔しないで下さいよ、？｣
｢は…？｣
コイツは何を言ってるんだ、と思う。邪魔、という事は、コイツがしようとしていたのは
｢折角楽になれると思ったのに！｣
｢お前、何言って｣
｢もう、疲れたんです｣
……自ﾀﾋ。
こういう奴には何を言っても聞かない。それは身をもって経験したことだ。だから、ストレートで止めるに限る。
｢チッ…おい、もうこんな事すんなよ｣
｢なんでですか！！！！！｣
そう、コイツは苦虫を噛み潰したような、それでいて絶望したような顔をして叫んだ。
｢兎に角だ｣
｢…はい。わかりました。｣
｢それで良い｣
…俺は部屋を出た。他の部屋の見回りも行かなければならない。だが、どうしてもアイツの事が気に掛かる。
ドアの前で立ち尽くしながら、ギリィっと歯ぎしりをした。
｢…アイツ何抱えてんだ｣
その事をずっと考えながら、見回りを再開した。
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diva _ assassin(プロフ) - 文字化けぇ (2021年1月31日 9時) (
レス) id: 031218a0d7 (このIDを非表示/違反報告)
月雫咲(プロフ) - 抹茶ラテさん» よしならラテちゃんで(((( (2020年7月30日 19時) (レス) id: df1f2d2406 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ(プロフ) - 月雫咲さん» よっしゃ任せな！！(敬語を使え)← 咲さん？……咲ちゃん！？！？← (2020年7月30日 19時) (レス) id: 30aac23090 (このIDを非表示/違反報告)
月雫咲(プロフ) - 抹茶ラテさん» お友達…オトモダチ(狂喜乱舞)やった(順応早い)ラテさん宜しくです！(少しずつ減っていく敬語) 私の事も様外して欲しいﾃﾞｽ(癖) (2020年7月30日 19時) (レス) id: df1f2d2406 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ(プロフ) - 月雫咲さん» あ、ありがとうございます！！(泣)。様付けはいりません！呼びやすい呼び方で呼んで大丈夫ですし、敬語も外して頂いても構いませんよ！！お友達になりましょう！！ (2020年7月30日 19時) (レス) id: 30aac23090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月雫咲 | 作成日時：2020年7月28日 23時
