遠回りしても…４【ダイヤのＡ】

8話 ページ9

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ゆっくり見ていけと言われた様に
ゆっくり見過ぎて
外が暗くなってきてしまった。



実際練習を見てたんだか
考え事をしてたんだか…




帰ろ…




そう思い腰を上げると
不意に後ろから名前を呼ばれた。





『…あっ、樹…』



振り向くと元稲実の多田野樹がいた。
高校の時、
原田さんが引退した後に鳴に紹介され、
鳴に振り回されてるのを不憫に思い
いつでも相談に乗るよ！
と、声をかけたのがきっかけ。



鳴の相談やら、一也に聞きたい事などを
たまに私が仲介に入って
聞いたりしてるうちに仲良くなり
偶然か大学も同じになった。




「こんな時間まで見て行くなんて
珍しいですね？」



『あははっ！考え事してたら、
こんな時間になってたよ！
参ったねー！』




お疲れ！
と、樹の肩に手を置いて
横を通り過ぎ様とすると
手首を掴まれた。




「あの！！」



『ん？？』






手首を掴まれたことに驚き
樹を見ると目を泳がせながら
私の手首離して、口籠っている。






「良かったら、飯…行きませんか？」





御飯に誘うだけで
こんなに緊張している様子の樹を見ると
女の子、御飯に誘ったこと無いのかよ！
と、いいたくなる反応で
おかしくて思わず笑ってしまった。








『いいよ！何食べたい？』




そう言って歩き始めると
えっ？！ほんとですか？！
と、嬉しそうに私の後ろをついてきた。




「なんでも大丈夫です！」



うちの弟も、
これくらい可愛気があればなぁ〜
なんて思いながら
樹に笑顔を向けた。





『樹、今何歳？』


「19ですけど？」


『うわぁ〜お酒無しかぁ！』


「あっ…なんかすいません…」


『しゃーない！許してやるよ！』









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あぁぁぁ！！
旦那が家にいるのが
こんなにも苦痛だなんて…笑笑





ほんと早く続き書きたいのに！




青道野球部の飲み会を
早く書きたいのに！！！





明日は、吹雪らしいし！！




むきー！！





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