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45話 ページ46

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結局、真田君言葉に甘えて
今日と明日の2日間
泊めてもらう事にした。




ベッドで一緒に寝る?
なんて言われたが、
床で寝る!
と拒否すると
女の子を床でなんて寝かせらんねぇからと
真田君は、自分の部屋にも関わらず
床で寝てしまった。




起きてもその状態は変わらず
私に背を向けて
丸まっている姿を見て
申し訳無い気持ちになった。





冷蔵庫とかは、
好きに使っていいと言われていたので
真田君を起こさないようにそっと移動して
せめてもの償いにと思い
朝食を作る事にした。






冷蔵庫を覗くと
男の一人暮らしにしては
意外と食べ物が入っていた。
自炊するんだなぁ〜
なんて感心しながら
目ぼしいものを手にして
冷蔵庫を閉めた。




パンをトースターで焼きながら
目玉焼きを作っていると
肩に重みを感じ
何作ってんの?
と言われ、腰に腕がまわっている。




『…近いんだけど…。』




肩の重みの正体は
真田君の顎が私の肩に乗っているからだった。





「Aちゃん、
ずっとうちにいればいいのにな?」




『はいはい。』





適当に返事をして
真田君を引き剥がした。







出来た料理をテーブルに並べ
向かい合って座り
朝食をとった。






「Aちゃんさ、
今日どっか行く予定あるの?」




『ないけど?
あっ…真田君が出かけるなら
留守番してるし、
家にいられたくないなら
外で暇潰すから気にしないで?』





顔を上げて笑顔を見せ
パンに噛り付いた。





「予定ねぇなら、一緒に出掛けようぜ!
こないだ、倉持にデート邪魔されたし?」





『…そうだね……いいよ。』





何も考えずに了承したが
反応がなく顔を上げると
私を見たまま固まっている真田君。





『何?』



「いや、どうせ嫌って
言われると思ったから。」




目をパチクリとさせそう言うと、
何処と無く嬉しそうに微笑まれ
思わず目をそらした。



「ん〜…バッセンでも行く?」




『…どこでもいいよ。
ってか、2日からやってる
バッセンなんてあるの?』




「あるんじゃね?」









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メグ(プロフ) - もちろん待ちますとも〜!(o ̄∇ ̄o)(笑) (2015年2月6日 21時) (レス) id: 984dfe7c01 (このIDを非表示/違反報告)
りせママ(プロフ) - 愛さん» 私なんかの話で、涙なんて…(>_<)勿体無い!!もったいないですー!! (2015年2月6日 21時) (レス) id: 12304ceda7 (このIDを非表示/違反報告)
りせママ(プロフ) - メグさん» ほんとにもう少しだけ、真田君にお付き合い願います(>_<)彼も、頑張らせるんで( ̄▽ ̄)wwお待ちをー!!! (2015年2月6日 21時) (レス) id: 12304ceda7 (このIDを非表示/違反報告)
- 何だか切ない気持ちでいっぱいになり涙がっ…!!  これからの展開がドキドキです!! (2015年2月6日 21時) (レス) id: 6e2b9a18c0 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - りせママさん» どんな展開に持ってくるのかめっちゃ楽しみデス+゚。*(*´∀`*)*。゚+ 真田もスキだけど…やはり御幸とのイチャコラが(笑)アホですいません(笑) (2015年2月6日 20時) (レス) id: 984dfe7c01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りせママ | 作成日時:2014年12月1日 20時

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