遠回りしても…４【ダイヤのＡ】

25話 ページ26

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中に入ると、一也が予約をしていたみたいで
個室に案内された。
プロ野球選手が2人もいたら、
そりゃあ個室だよな
鳴はかなり目立つし…
と、自己解決した。





「Aさぁ、なんか悩みでもあんの？」




鳴の問いかけに驚きながらも
顔を上げると、
真面目な顔の鳴と目があった。



『なんで？』



「さっき雅さんの彼女のこと話した時、
めっちゃ話ししたそうだったから。」




鳴が意外と鋭い事に驚いた。




『ちょと話してみたいなって思っただけ！』



そう笑って誤魔化すと、
なんだー！
と、唇を尖らせはじめた。




「一也と上手くいってないのかと思った！」



そう鳴が言った瞬間
個室の戸が開いて顔を向けた。





「残念だったな？」






入り口にいる一也が
笑みを浮かべながら近づいてきて、
私の隣に腰を下ろすと
グイッと一也の方に引き寄せられた。





「俺ら、まだまだラブラブなんで？」




「はいはい、そーですかー！」




一也の言葉に、
複雑な心境になりながらも
なー？なんて、
首を傾げてニカッと笑顔を向けてくる一也を
近い！と、押し返した。





『ってか鳴、熱愛報道上がり過ぎね？
実際どうなのさ？』




メニューに目を通してた鳴が
顔を上げて、ニヤッと口角を上げてくる。





「聞きたい？聞きたい？」



これは、話したいのだろう。
返事もしていないのに
プププッと口に手を当てて
一人でとても楽しそうだ。



「ぜーんぶガセ！ってか聞いてー！」




と、結局鳴の話しを
散々聞かされるだけの
疲れる会になってしまい、
料理を食べ終わると
眠たいから帰る！
と、相変わらずのワガママ王子っぷりで
帰ってしまった。




『鳴は、変わらないね？』



「んだよ？
俺は変わったとでもいいてぇの？」




一也を見上げると
不満そうな顔で見下ろされた。






変わったよ。一也は…
あんな綺麗な人と並んで歩いても
引けを取らないほどいい男に。





『いい意味で変わったんじゃない？』



そう笑顔で誤魔化す自分に嫌気がさした。








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雅さんの彼女さんの話しですが…
短編の方で、雅さんのシリーズ化している話の
ヒロインちゃんだったりします(￣▽￣)ww
結局追いかけちゃったみたいです！






って言う、どうでもいい話しでした！






さー！
これからどんどんシリアスになりますが、
お付き合いいただけたら嬉しいです！！






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