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22話 ページ23

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あれから大学に戻り講義室で
教科書を広げたものの
考える事は、
さっきの一也とモデルの事ばかり。





あんなに綺麗でスタイルの良い人に
私が敵うところなんて
多分、無いに等しい。





もし今別れたら、
多分顔を合わすことも無くなる。
なんて言っても
住む世界が違うから。






『やだな〜…今さら振られるとか…』




思わずボソッと言葉が漏れ
そのまま机に伏せた。





「なーにブルーオーラ出してんだよ?」




伏せている状態から
チラッと少しだけ顔を上げると
元鵜久森の梅宮が
私の隣に座ってニヤニヤしている。





『梅ちゃん…』



「御幸と喧嘩でもしたのか?」



『喧嘩したわけじゃないんだけど…』





ゆっくりと身体を起こし
背もたれに体重を預けた。



そして、今日の出来事と
自分の思ってる事を話した。




『振られるくらいなら
自分から振った方がまだ楽だよねー?』



そんなこと、
言う勇気も無いが
本人がいないと簡単に言える。



「そーかもしれねぇ〜けど、
御幸と話してもいないのに
別れる話してたらさすがに可哀想だろ?
なんか、理由があんのかもだろ?」



『でも、嘘つく時点で
やましいじゃん?』



まあな?なんて言って
梅ちゃんは苦笑を浮かべている。



「Aって、ほんと
白黒はっきりさせたがるよな?
たまに、グレーでもいいんじゃねぇの?」




梅ちゃんの言っている意味が
理解できずに
眉を寄せて首を傾げた。




「だからよー?
モヤモヤがあんなら、
別れるんじゃなくて
ちゃんと話あった上で、
距離を置くとかって方法も
あるんじゃねぇかって話し!」




梅ちゃんの言葉になるほどなと
納得して少し考えてみた。



『なるほど…就活で忙しくなるし、
話してみるかな…』


「おうっ!しっかり話せよ?」


『サンキュッ!梅ちゃん!』




ニカッと笑って見せると
頭をグシャグシャと撫でられた。



『髪乱れる!!』



「すぐ治んだろ!」









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梅ちゃん!
あはははっ…




偽者感ぱねぇ!




ごめんなさーい!!







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メグ(プロフ) - もちろん待ちますとも〜!(o ̄∇ ̄o)(笑) (2015年2月6日 21時) (レス) id: 984dfe7c01 (このIDを非表示/違反報告)
りせママ(プロフ) - 愛さん» 私なんかの話で、涙なんて…(>_<)勿体無い!!もったいないですー!! (2015年2月6日 21時) (レス) id: 12304ceda7 (このIDを非表示/違反報告)
りせママ(プロフ) - メグさん» ほんとにもう少しだけ、真田君にお付き合い願います(>_<)彼も、頑張らせるんで( ̄▽ ̄)wwお待ちをー!!! (2015年2月6日 21時) (レス) id: 12304ceda7 (このIDを非表示/違反報告)
- 何だか切ない気持ちでいっぱいになり涙がっ…!!  これからの展開がドキドキです!! (2015年2月6日 21時) (レス) id: 6e2b9a18c0 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - りせママさん» どんな展開に持ってくるのかめっちゃ楽しみデス+゚。*(*´∀`*)*。゚+ 真田もスキだけど…やはり御幸とのイチャコラが(笑)アホですいません(笑) (2015年2月6日 20時) (レス) id: 984dfe7c01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りせママ | 作成日時:2014年12月1日 20時

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