遠回りしても…４【ダイヤのＡ】

14話 ページ15

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残念な奴と言われる事が久しぶりで
じーんと懐かしい感覚を感じ顔が緩んだ。







「A、顔やべーから。」





純さんの一言で
現実に戻された私は、
緩みきった顔を元に戻して
純さんに顔を向けた。





『そりゃー、美人な貴子さんに比べたら、
私なんてやべー顔ですよー！！』





先ほど、貴子さんから
純さんと付き合い始めた事を聞かされ、
マネ組で大いに盛り上がった。




してやったりな顔で純さんを見ると
みるみるうちに顔が赤くなった。
あれはお酒の所為ではないな。




「なっ！！！貴子が言ったのか！？」




ガタンと立ち上がる純さんを見て
貴子だってさー！
と、笑いながら隣の倉持の肩を叩いた。





「純、聞いてないぞ。」



「俺も聞いてないけど？」



「詳しく頼む。」




うまく食いついた先輩達に、
じゃあ、ごゆっくり〜？
と、倉持を連れて席を離れた。









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先輩達の席を離れた私と倉持は
同級生達の席について
いろいろと話しながら
盛り上がっていた。





そこに沢村がひょこっと現れ
弟のプロ入りにお祝いの言葉をくれた。





「はぁ？お前、弟いんの？？」




倉持が目を丸くしているのをみて、
沢村が事細かに私の弟の説明をしてくれた。






「ですよね！！お姉さん！！」




亮さんが、お兄さんなら
私はお姉さんか…
なんて思いながら
沢村の説明を肯定しておいた。






『ってか私、
沢村のお姉さんじゃ無いけどね〜？』









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さぁ〜て！誰と絡ませようかなぁ(￣▽￣)
御幸が来る前に
いろんな人と絡ませたいけど…
選べない！！笑






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