遠回りしても…４【ダイヤのＡ】

13話 ページ14

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マネ組で盛り上がっていると
すぐに会も始まり
お酒が入るとさらに話しは盛り上がった。






いつの間にか
春乃にも、唯にも、幸子にも
彼氏ができている話を聞いて
思わず、羨ましい！
なんて言ってしまい
みんなに
あんたも彼氏いるでしょ！
と、突っ込まれた。





『貴子さんは？彼氏いないんですか？』




「えっ？！あっ…いるんだけどね？」




貴子さんに話しを振ると
あからさまに動揺しているので、
これは、絶対面白い話しだ！！
と、耳をダンボにした。








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「A！！こっちこい！」




貴子さんの話しが
丁度区切りのいいころで
倉持に呼ばれ
ちょっと行ってくる！
と、自分のジョッキを持って
倉持の方へと行った。





『なにさー？』



倉持の隣が空いていたので
そこに腰を下ろした。



テーブルには
倉持、亮さん、
純さん、哲さん、クリス先輩がいた。





とりあえず乾杯してから
ジョッキに口をつけた。




「ついに、御幸と同棲だってな？」




純さんのセリフに思わず
口につけたビールを吹き出しそうになり
堪えたおかげでむせた。




『誰に聞いたんですか！それ！』



聞かなくとも
倉持だと言うことぐらいわかる。
ヒャハハ！
と笑う倉持を横目で睨むと
わりーわりー
なんて、一切悪びれる素振りもない。



『まだ保留中です！』



「へー！意外と慎重だね？」



『意外とって、どーゆー事ですかー？』




ビールを一口飲み直し
亮さんに聞き返すと
そのままの意味だよ？
と、笑顔を向けられた。



「別に、一緒に住んでもいいんじゃないか？
付き合いもかなり長いしな？」



クリス先輩の優しいトーンで言われると、
そうかもしれないと
つい思ってしまう。




『まぁ…でも、私まだ学生ですし
いろいろ考えるんですよ。』



「お前も随分大人になってんじゃねーか！」



『わかります〜？』



純さんにここぞとばかりに
大人っぽい雰囲気を装いながら
返事をすると
やっぱお前は残念な奴だな。
と、言われてしまった。









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