貴方は何者……？［2］〈Ren.N〉 (ページ44)

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紫耀side

…叶わない

そんなことわかってるよ

メンバーにも薄々気づかれてたみたいだし

…廉以外笑

水野さんがAを止めてくれてる

海「…本当に、いいの？」

「…うん。これで、キッパリ諦めるよ」

優「…無理すんなよ」

「…分かってる」

神「…今日は、焼肉行こう

廉抜きで笑」

「…付き合ってよね笑」

三人「ああ/おう！/うん！」

当たって砕けてくるね

《水「ここの123号室で待っててくれてる」》

本当に、日々マネージャーには感謝してるけど、今日ほど感謝した日、ないんじゃないかな？笑

意を決して、123号室に入る

『あ、紫耀！なんか話したいことがあるから待っててくれって言われたんだけど…』

「うん」

本当にこれで

「…A」

『何？』

終わりにするから

「ずっと、好きだったよ」

想いだけ

『…ありがとう』

伝えさせて

『…紫耀は優しいよね』

「え？」

やめてよ

『自分の幸せより、メンバーの幸せを願ってる』

諦められないから

『…でも、ごめんなさい

私、廉が好き』

これでいいんだ

「うん、ありがとう。

廉のとこ、行っておいで？

時間とってごめんね

あ、このこと、廉には言わないでよ？笑」

『ふふ、二人だけの秘密ってやつ？笑

わかった、……じゃあ、またね』

そう言って、Aは部屋を出ていった

「…っ…うぅ……」

声を押し殺して泣いた

？「…紫耀」

「…水野、さん」

そこには、水野さんがいた

水「俺さ、賭けたんだ」

賭けた…？

水「俺にお前は、"何処でもいいから部屋に連れて行って"って言っただろ？」

俺は頷いた

水「……だから、俺こういったんだ」

__〈123号室か、129号室で待っててください〉__

水「…神楽岡さん、速攻123号室を選んでたよ」

…はは

やっぱり俺に勝ち目なんてなかったんだな

多分、Aは俺に言われることをある程度予測していたんだろう

…アメリカの大学2年で卒業できる脳みそを持ってるんだよ？

それぐらい気づくよね

…A、ずっと俺おもってたんだ

好きってなんだろうって

きもちってなんだろうって

でもさ、今ならわかるよ

しらないの？笑

たくさん教えてあげるよ

帰ってきたらね