36話# ページ36
.
「やあイケメン、私に貢ぐ気はないか?」
「いや何言っとるん?」
困り顔さえもイケメンな彼は、バスに乗り込むだけでちょっとした声があがる。本人は無自覚なのか、なんの騒ぎだと問いてくる。おいこら、髪をかきあげるんじゃない。
「センラ……分かってやってる?」
「ちょっと楽しい」
訂正、そういやコイツはそういう奴だったわ
小さく馬鹿騒ぎしていると、すぐに駅前に到着してしまった。手に持っている財布の存在に気付いて、直ぐ様小銭を取り出す。
そこで私は思った。
「センラ、バス代頂戴」
「ごめん、俺ICOUCA」
私にICOUCAをヒラヒラと見せびらかして、そのままバスを降りてしまった。恨みを投げ掛けながらバス代を払う。アイツはエスコートなんか絶対出来ねえ。
「ていうか、ここで会ったんやしもうイルミネーション行く?」
「…いや、用事済ますから待ってくれ」
危うくセンラに手を引かれてイルミネーションの行われるツリーの前に連れていかれる所だったのを阻止し、私はちらりと待ち合わせ場所を横目で見た。
そこには、三人のカラフル頭が見えていた。
158人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ - とてもよかったです!それぞれと結ばれたあとのお話が欲しいです! (2019年8月17日 15時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
shiyu(プロフ) - ちゃちゃるさん» ありがとうございます! 更新頑張りますね! (2019年4月12日 18時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃる(プロフ) - めちゃくそ面白いです!!!!続き楽しみに待っています!!!!!!!!! (2019年4月7日 17時) (レス) id: f718a04fcb (このIDを非表示/違反報告)
シュリンク(プロフ) - スイ(さぶ)さん» そうなんです!ゲームと同じ設定にしたので若干呼び方や口調などに違和感等々あるかもしれませんがその場合は緩く目をつぶってくださると嬉しいです(汗)コメントありがとうございました! (2019年1月7日 22時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
シュリンク(プロフ) - ゆずの実さん» ありがとうございます(汗)更新2人共々頑張りますのでこれからも作品にお付き合い頂けますと嬉しいです! (2019年1月7日 22時) (レス) id: 7f0c200b78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シュリンク&ハゲつるマン x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年12月22日 11時