誰か曲にしてくれませんか (ページ3)

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タイトル未定 3 ページ3

きみは何故か、
いつも僕を見て笑う
その顔はまるで小悪魔
なんで笑うの、なんて聞けなくて
僕は不思議に思いながら
きみを見つめるだけだ

「このまま気付かなければいいのにね」
ひとりでまたなんか言ってるなって
何言ってんだよとか
そんなことも言えなくて
「ね。」
って、謎に同調した僕を見て
きみは口角を上げた

わかってないね、ほんとうに
きみが好きなことも
きみを好きなことも
何も、なんにも
分かっちゃいないね
鈍感で敏感で
わけわかんないのに
あぁずっと好きなんだ

気付かなくていいよ
この先ずっと気が付かなくていい
「何も知らずにこのまま
友達としていてくれたら」
なんて、なんて薄っぺらいの

「そろそろ気付く頃じゃない？」
僕はきみの反応を待ち構えている
だって、だってだって
こんなにも分かりやすく
好きって伝えているんだから
気付いてほしくないわけなんてない
ただきみがさ

わかっていないな、ほんとうに
僕が好きなことも
僕を好きなことも
何も、なんにも
分かっちゃいないね
鈍感で敏感で
意味がわからないのに
あぁ、ずっと、ずっと、

これ以上はもう言わないよ
あとはきみの行動次第
気付いて気付いて
思ってばかりじゃダメなんて
わかってはいるけれど

わかってないんだね、未だに
きみが好きなことも
僕を好きなことも
わかっていないね、ほんとうに
わかっていないな、ほんとうに
好きなくせに好きなくせに
2人して曖昧なんだ、たぶん
鈍感で敏感で
なのに
分かっちゃいないね
わかっちゃいないねあぁ…
「早く、気付いてしまえばいいのに」