甘い ページ13
翌朝、ふと目を覚ませば隣には静かに寝息を立てる鶴丸さんが居た。
私のことをがっしりと抱きしめているので、なかなか離れられない。
まつげ長いな、綺麗な顔だな、
とか、そんな事を考えていた。
その後、うっすらと目を開ける鶴丸さん。
鶴丸「おはよう」
微笑みながらの挨拶にこっちが恥ずかしくなってしまう。
その時
障子が開く。
それと同時に、鶴丸さんは私に布団を被せる。
三日月「なんだ、隠さなくても良いではないか鶴丸。」
鶴丸「何いってんだ助平ジジイ。
(一人)はまだ寝てるから起こさないでくれ」
鶴丸さんなりの気遣いに心が安らぐ。
三日月「…まぁ良い。朝餉ができているぞ、早く来い」
三日月さんはそう言うと部屋を出た。
鶴丸「…(一人)、起きられるか」
(一人)「うん、大丈夫」
私は服を着替えて、鶴丸さんと広間へ向かった。
.
.
.
朝餉を食べ、報告書に取りかかる。
鶴丸「主、休憩をしたらどうだ」
鶴丸「なぁ主、少し昼寝をしないか」
鶴丸「主___」
この変わり様である。
戸惑わない人などいないだろう。
(一人)「鶴丸さん、ちょっと黙って…」
私がそう言うと、彼は私の膝に頭を乗せ今度はうたた寝をし始める。
これで近侍の仕事はしっかりしているものだから、なかなか侮れない。
鶴丸「(一人)」
急に名前を呼ばれたと思いきや、鶴丸さんは私に口付けをする。
鶴丸「充電だ。俺は少し短刀たちと遊んでくるぜ」
そう言って部屋を出る。
しばらく硬直状態だった私は、
”これからこの日々が続くのか”と頭を抱えたが、
_そこにはなんとも言えない幸せを感じた。
この幸せな日々を守り続けようと、心に決めた。
おわり
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にわ(プロフ) - tomo10260403さん» コメントありがとうございます、誰かの幸せを生み出せた事がこの上なく嬉しいです...!読んでくださってありがとうございました! (2020年1月28日 0時) (レス) id: dc9a723a5e (このIDを非表示/違反報告)
tomo10260403(プロフ) - とても楽しくて一気に読んでしまい、読み終えた後、すごく幸せな気持ちになれました (2020年1月27日 22時) (レス) id: f4aa91fff9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - ありがとうございます!今まで見てきた小説の中でも本当に面白くてまだかなぁーなんて思いながら待ってました!本当にありがとうございます (2019年12月17日 23時) (レス) id: 6a8e4241a3 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - ななさん» お待たせしました!続きをお楽しみください!小説読んでくださってありがとうございます! (2019年12月14日 20時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続き待ってます! (2019年12月14日 16時) (レス) id: 6a8e4241a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にわ | 作成日時:2019年12月6日 22時