七 ページ8
不安な気持ちになっていると、
役人「(一人)さん…ですか？」
黒髪の役人の人が、私へ挨拶をしにきてくれた。
(一人)「あっ、はい！(一人)と申します、今日はよろしくお願いします！！」
深深と礼をすると、彼は元気よく 「こちらこそ！」と返してくれた。
＿＿＿＿
一期「平野」
平野「いち兄！どうしたんですか？」
本丸では、刀剣男士達が今日も審神者のいない本丸で、いつものような毎日を送っていた。
一期「お前は…主殿にお会いしたことはあるかい？」
平野「いえ、僕も無いし、加州さんも無いんです。
顕現された時も、役人の人が居ただけで…」
一期「…そうか、そうだったのか…」
そう言うと、一期は「いつか、みんなでお会い出来るといいね」と言って、青空へ顔を向けた。
＿＿＿＿
役人「そういえば、聚楽第調査は順調ですか？」
あ、しまった、そのことについての報告書をまとめていなかった…！
(一人)「あ、あの…実は……」
.
役人「大変ご迷惑をおかけしました…！！！
まさか監査官が配属され忘れているなんて、
本当に大変なことをしてしまいました…！」
今にも土下座しそうな勢いの彼をなんとか落ち着かせ、
(一人)「大丈夫ですよ！そもそも私、あまり本丸へ帰れていないので」
役人「えっ…そうなんですか…？！
一体なぜ…まさかブラックとか…」
(一人)「あ〜！違います違います！！
まったくブラックじゃないです！寧ろホワイトすぎて…真っ白です！」
役人「あ、そうですか…よかった…！
いやぁ、本丸に帰れてないのは結構お辛いでしょう、
…いつもおつかれ様です」
ほんとうに労って言ってくれている感じがして、
嬉しかった。
.
報告書の提出やら監査官の未配属の問題の報告を済ませ、本丸のゲートへ行く途中
少し急いでパタパタと走っていると、
ドンッ
誰かとぶつかってしまい、相手の書類が落ちてしまう
(一人)「あっ…！す、すいません…私がぶつかってしまったばかりに…ほんとにすいません…」
白い布を被ったその人は、冷静にこう言った
監査官「…いや、俺も前を見ていなかったからな
怪我はないか？」
のぞき込まれ、目が合う
(一人)「(っ…！綺麗な顔…)」
監査官「…？
俺は政府の監査官だ。
未配属との連絡があってここへ来たが…もしかして審神者か？」
(一人)「えっ？！…あ、はい！多分それ、私の本丸です」
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琴葵(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！面白くてイッキ見してしまいました。そして最終話で涙モノでした…！！続編の更新、心より応援しています！！どうかお体にお気をつけて！！！ (2019年12月26日 11時) (
レス) id: 35f7e92960 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - やみつきドーナツさん» ありがとうございます〜！ちょっと変わった話にしようかな、って思ってたので、そう言ってくださるとめちゃくちゃ嬉しいです、、これからもよろしくお願いします！ (2019年12月18日 7時) (レス) id: dc9a723a5e (このIDを非表示/違反報告)
やみつきドーナツ(プロフ) - 凄いお話の設定が好きです！これからも更新頑張ってください！続き楽しみです！！ (2019年12月18日 1時) (レス) id: 944e7c1e1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にわ | 作成日時：2019年1月1日 18時
