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纏って(2) ページ15

月を見つめる鶴さんは、やはり儚げで、月に帰ってしまいそうな感じがして、

とても怖くなった。


あの日、あの時、私を助けてくれた、

強くて、儚くて、優しくて、

とても、かっこいい人。


(一人)「(私は、やっぱり)」


すると、鶴さんはこちらに気付いたらしく、

振り返った。

鶴丸「……っ、やっぱり、君は綺麗だ」


(一人)「そ、んなこと……」

鶴さんはコツコツと縁側の床を叩く。

鶴丸「立ってないで、ここ、座りな」

(一人)「うん」

言われるがまま、私は鶴さんの隣へ座る。

鶴丸「酒、君も飲むか」

(一人)「うん、飲む!」

鶴丸「ん」

鶴さんは私の手を優しく支え、酒を注いでくれた。

(一人)「お酒飲むの、久しぶりだな〜」

鶴丸「もしかして、君、酒に弱かったりするかい?」

(一人)「ん〜、いや、だいぶ強いほうかな」


そんな他愛も無い話をしながら、

鶴さんと私は月見酒を交わしていた。

鶴丸「……(一人)、」

静かに名前を呼ばれる。

(一人)「なーに、鶴さん」

酒が入っているせいか、甘ったるい返事を返してしまう。

鶴さんは、私の頬に手を添え、頬をなぞるように撫でる。



.


.


鶴丸「…………君が、好きだ。


初めて出逢った夏から、心にずっと引っかかっていたんだ。


……君がこの本丸に来て、正体がわかって、


再び君の笑顔を見た時に、確信した。


俺は、(一人)が好きだってな。

……君の気持ちが聞きたい。」


(一人)「……鶴さん、


大好きだよ。


私も好き。大好き。

……私と、付き合ってください」


鶴さんは、驚いて目を見開いたあとに、

ふっと微笑み、頬の手を外すと、


私の腰を引き寄せ、口付けをした。

そして、


鶴丸「もちろんだ。」


そう言って、私を抱きしめた。

乱れて絡めて(R18フラグギリギリ注意)→←纏って



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にわ(プロフ) - のら猫さん» わー!!とても好きです!そういうの!!!ありがとうございます〜!!参考にさせて頂きます! (2018年11月10日 19時) (レス) id: 1be1c118f8 (このIDを非表示/違反報告)
のら猫(プロフ) - お久しぶりです!新作参考になれば良いのですが、ホワイト本丸に本丸護衛?として来た少女との審神者や男士とのほのぼのライフ的なモノとか?新作楽しみに待ってます! (2018年11月10日 0時) (レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
runaruna(プロフ) - 紹介文ですが、敬語ではなく警護ではないでしょうか? (2018年4月26日 18時) (レス) id: 9383cf8279 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - ででででさん» 読了ありがとうございました!頑張ります!! (2018年1月24日 16時) (レス) id: f9f5548433 (このIDを非表示/違反報告)
でででで(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございました、これからも無理せず頑張ってください^_^ (2018年1月23日 22時) (レス) id: ab6ad38c7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にわ | 作成日時:2017年11月30日 19時

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