【戦国BASARA】半兵衛様のご命令とあらば。

説得2 ページ18

A「秀吉様。薄々気づいてますよね。力だけでは国をおさめられないと。」


秀「…」


A「そして家康様。絆の力で国をおさめると言っていましたが、ここで秀吉様を倒したら西軍の元親様や幸村様との絆を断ち切ることになります。」


家「…しょうがない事なんだ…！」


A「…私はそうは思いません。あなた達2人が協力して国をおさめれば、きっと…！いや、絶対！人と人とが手を取り合って生きていける世界が作れるはずです。私はそう信じています。」


半「その声っ…！！」


…必死になりすぎて声を変えるのを忘れた。


ここを立ち去ろうかと考えていると秀吉様に仮面を外される。


A(…しまった！！)


半「Aっ…！！」


A「…お久しぶりです。」


もう隠す必要はないと感じたのだろう。


A「豊臣軍を出たというのにまた姿を現す御無礼をお許しください。1人で国をおさめてもだめです。みんなで手を取り合いながらおさめることに意味があるのです。」


A「だから、だからっ！！」


頬が濡れる感触。そんなの今は気にしない。


A「これからみんなでいい国にしていきましょうよ…！！！」









秀「…そうだな。」


家「ありがとうA。大切なことに気づかせてくれて。」


そして家康は秀吉の方を見て


家「秀吉公。」


秀「あぁ。」


2人は頷く。


家「戦はやめだ。」


A「よかった…！」


半「A…」


A「半兵衛様…覚えてますか？あの日、私が言った大好きですって言葉…今も変わっていませんからね？」


それだけ言い残してAはまた歩き出す。


戦はなくなった。


これからは人と人とが手を取り合って生きていく時代だ…！



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まだ終わりじゃないです！

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