天使 ページ34
私達はそれぞれ解散して、また雷門中に集まることになった。
私はお風呂場に入り、シャワーの冷たい水を被る。
『……冷た』
でも、夢で感じた冷たさよりはぬるい。
あの時感じた冷たさは、もっと深く、鋭いものだった。
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私は一通りの準備を済ましてサッカー部のジャージに着替えると、走って家を出た。
何故か今すぐ皆に会っておかないと行かない気がする。
『…おはよう！』
私はサッカー棟に駆け込み、笑顔でそう言った。
その笑顔が、誰のものかは分からないけど
ただひたすらに笑った
天「A！！目が覚めたんだね…！」
黄「A！！！心配やったやんね〜！」
黄名子は私に抱きつくと、ギューッと力を込めてきた。
黄「ほんとはうちも、Aの家にいたかったんやけど…霧野先輩がうるさいから帰れーって行ってきたやんね」
黄名子は拗ねたようにして、霧野先輩をじとーっとみた。
霧「お前はAを起こそうとして、大声でAの名前呼んだりしてただろ？
そんなことしてたら、ご近所さんに迷惑だ」
黄「む〜っ」
黄名子は、おもちみたいなほっぺたをぷくーっと膨らまして霧野先輩を見てから、私に向き直る。
黄「まあとにかく、目覚めてくれてよかったやんね！」
________________
フェイ･ルーンside
フ「ワンダバ。調べ終わった？」
ワ「…ああ。あの子は、紛れもなく…未来で言い伝えられている、
______フィールドの天使だ。」
まさか…本当にAが？
今まではなんだかんだ言って、半信半疑だったけど…
フ「じゃあもし仮に、今Aの力が目覚めるようなことがあれば…？」
ワ「間違いなく、この瞬間から「フィールドの天使」の望月Aになる。」
フィールドの天使…か。
未来ではとても有名な存在だ。
実在するフィールドの天使…
その存在と出会えたことは、とても嬉しい。
だけど…もう僕は、Aと関わりすぎてしまった。
笑顔、泣き顔、怒った顔…沢山見てしまった。
もう、「天使」なんて呼べない。
僕は…「望月A」の存在だからこそ、好きなんだ。
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ひかり(プロフ) - 神童シュウさん» ありがとう！ (2019年7月7日 16時) (
レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
神童シュウ - 間違いなんて誰でもあるよ 泣かなくて大丈夫！ (2019年7月7日 13時) (レス) id: 11e18eea93 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - キリト さん» ああああごめんなさい！！最近こんなミス多いですよね(泣)ご迷惑おかけしました...。 (2019年7月3日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
キリト - 剣城君のセリフが沖田さんになってます「両親」のところです (2019年7月3日 17時) (レス) id: 017245dda0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 凜月。さん» あ！ほんとですか？？また直しておきます！すいませんでした！ありがとうございます！ (2019年6月27日 5時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年6月19日 23時
