143.ごっこ遊び ページ46
白雪Aside
立「せっかくいい感じだったのに…。」
『ゆっくり休んでください、練習はそれからです。』
私はそう言って少し微笑んだ。
円「これ…随分重くしているんだな。」
立「もっと…力をつけたくて。
…俺、結局円堂さんのあとを追いかけているだけで…じゃあなんでこのチームにいるんだろう……とか、色々考えちゃって」
円「…あのさ、俺もある人に、お前自身の必殺技はどこにある?
全部じいちゃんのおかげか…って言われた時、考えたよ。
でもさ…「カッコイイな」って思ったら、やってみたくなっちゃうよな!」
円堂君はそう言って、ニカッと笑った。
『…初めは、それでいいんです。
………私も、どうしても追いつきたい人がいて、その人の真似をしていた時期がありました。
今思えば、ごっこ遊び同然だったのかもしれませんね』
追いつきたい人は、私の中に何人も何人もいる。
それは、みんなが私より…ずっとまえを走っているから。
その時、頭の中には見慣れたあの赤い髪の後ろ姿が過ぎった。
木「立向居は、キャプテンごっこをして強くなるってことだよ!」
立「円堂さんごっこ…。なるほど、そう言えばそうだ…!」
立向居君はクスリと笑った。
…うん、またいつもの立向居君だ。
『立向居君にも、ゴッドハンドや色々な技があり、その積み重ねで自分の技ができる…!』
円「ああ!一緒にジャパンのゴール、守っていこうぜ!」
・
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そして、立向居君も回復して特訓再開。
綱「ザ・タイフーン!!」
立(……掴んだぞ!!
ボールの動きがはっきり見える……!)
立向居君は、真正面から綱海さんのシュートを受け止める。
立「…っ、うぉぉぉぉお…!!!」
その時、立向居君から一瞬…凄まじいオーラが感じられた。
もしかして今のは…必殺技の前兆のようなものじゃ…!!
だが、惜しくもシュートを止めきれず、ボールは大きく逸れた。
綱「きた…!!来たぞ、お前だけの必殺技…魔王・ザ・ハンドっ!!」
立「俺自身の…必殺技…!!」
立向居君は目を輝かせた。
『立向居君…あと一息です。頑張りましょう…!!』
立「はいっ…!!」
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ひかり(プロフ) - 桜さん» どうしましたか?(笑)いえいえです...? (2019年8月31日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» わかりました!ありがとうございます! (2019年8月31日 20時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ありがとうこざいます。急ですみません。← (2019年8月31日 19時) (レス) id: 503371ab34 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪咲彩 - ひかりさん» はい、是非!参加申請の仕方は、小説最強イレブン、集めようぜ?と検索をして、作品のURLを参加したい作品アドレスという所に打ち込んだら参加申請出来ますので!因みに、最後に確認をする為、作品のパスワードが必要になります! (2019年8月31日 11時) (レス) id: 25540ad365 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 吹雪咲彩さん» 基本DFです!参加させて頂いてもよろしいでしょうか?? (2019年8月30日 18時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2019年8月25日 16時