翔陽に会いに ページ3
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4月、高校1年生へとなった私は、親や学校の先生の反対を押し切って烏野高校へと進学した。
大学生になりバレーボールというスポーツに触れ、そこから興味を持った。
他の人よりは遅いかもしれないけれど、今まで仕事してきた分はある。
烏野高校排球部のマネージャーになる。
ごめんね、翔陽。
16歳の翔陽がどんなのか気になって気になって仕方ないの。
『–––––マネージャー希望、です!』
体育館のドアを勢いよく開けると、こちらを見て笑った。
「おおー!!マネージャー!」
黒いジャージを着た爽やかな先輩。
……あ、菅原先輩?だ。
翔陽との結婚式に居た人。
他の人も見たことある人ばかり。
…………あれ?翔陽は?
『よろしくお願いします…!あの、他に1年生いないんですか?』
「あーーー、2人いるんだけどな、今は外だ」
『そ、外?』
詳しく聞くと何でも校長のヅラがなんたらとか部長の澤村さんを怒らせたとかで外にいるらしい。
「ま、もうすぐ清水が来るからよ、マネージャーの仕事は清水に聞いてくれ」
清水?そんな方いたっけ?
するとすぐに綺麗な女の人が体育館に入ってきた。
うん、可愛い。
潔子さんか…………!
翔陽と結婚してから何回かご飯に行ったことがあるのだ。
高校時代も美しいんだなあ。
「樋山Aちゃんね、よろしく。私清水潔子です」
数年後には結婚して苗字変わっているなんて、みんな知らないんだろうなあ。
とりあえず翔陽に会って仲良くなろうじゃあないか。
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作者名:池田 | 作成日時:2020年7月3日 12時