男性恐怖症の私が初めて恋をした7【まふまふ】

228話 ページ28

真冬が持ってきたのは三輪車


前に真冬のお父さんとお母さんに子供たちを預けて出掛けた時に2人で決めた


アン○ンマンとキテ○ちゃんのやつ


リビングの高い机で赤ちゃん用の椅子に座っている2人は目をキラキラと輝かせている



2人を三輪車の目の前にやると



ﾋｮｲ


『え？』


そ「お？」


ま「へ？」


坂「た、立った〜〜！！！」



何が起きたかというと



三輪車の目の前に置いてあげたらすぐに三輪車に近づいて手を座るところにのせて立った



ほぼ2人同じタイミング



ま「待って写真！！」



2人がこっちを向いてニコってした所をいい感じに撮れたみたい



まだ歩行まではいかないけどすごく嬉しい


ストッパーをかけていたからグラつかずに立てたけどそこからハイハイに戻るのはまだ危ないから一旦救出



『上手にできたねー2人とも


じゃあ席についてまんま食べよっか』



気を取り直してパーティ再開



私と真冬は1人ずつに離乳食を食べさせる



luzさんからもらったよだれかけがほんとに大活躍



ケーキは赤ちゃんでも食べれるように卵と牛乳と生クリームを使わずにヨーグルトを中心に作ってみた



普通のケーキも焼いてそれは大人用


というか真冬の誕生日ケーキ


昨日誕生日だった真冬はずっと作業して今年はお祝いとかいらないと言われた



それを愚痴るようにそらるさんに言うと一緒に祝えばと提案された



だからこっそりケーキも用意してプレゼントも用意した


ケーキの仕上げは真冬に見られないようにするためそらるさん達に何とか気を引くようにお願いしてみた



そ「そういえばまふまふ昨日曲作ってたの？」



天「自分の曲？それとも依頼？」



ま「これはねー家族のための曲!!


1曲は子供が出来てから産まれるまでの1年

もう1曲は産まれてから今日までの1年


毎年子供達の曲ができたらいいなって思って」


ギターで演奏する真冬



その間にチョコプレートに文字を走らせて出来上がったものを机の上のケーキに飾った


曲も終わり拍手が響く


それと交代するかのように他の皆さんがハッピーバースデーを歌い始める



『真冬
1日遅れちゃったけどお誕生日おめでとう

去年もお祝いできなくて今年こそはちゃんとお祝いしたくて皆さんに頼んだの

いつもありがとう』


そう言ってプレゼントを渡すとありがとって皆の前でも気にせずにぎゅっとしてくれる


あったかいぬくもり


これからもずっと大好きです

229話→←227話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す