229話 ページ29
それから3年後のある日
今日から子供たちは幼稚園
幼稚園に行かせようと提案したのは私
真冬は心配性＆親バカだから行かせたくなかったみたい
でも幼稚園は大事だからね
入園式は真冬と2人で出席する予定だったけど急に依頼が入ったために来れなかった
両親どちらも参加しているのがほとんどの中､1人だったからか目線がすごかった
まぁそれはさておき←
私は朝からお弁当づくり
うさぎとくまのお弁当
並行して朝ごはんも作っていく
机に並べたところで子供達を起こしに行く
今は私と真冬の間に入って寝ていられる(キングベット)
けど大きくなったらベッド買わないといけないな､なんて思いながら静かに起こす
完徹して1時間前ぐらいに寝たばかりであろう真冬を起こさないように
昨日の夜「一緒にお見送り行く！」って張り切ってたけど爆睡してるしこのままにしておこう
いよいよ幼稚園
歩いて15分くらいの距離
『おはようございます､お願いします』
子供たちは泣くと予想していたけど案外すんなりと済んだ
問題が発生したのはここから
お見送りしたお母さん達で集まって話している
いわゆる「ママ友」ってやつ
まだ誰とも話してないけどその集団からすごく目線を感じる
そして何か言われている
この感じ､知ってる
懐かしい学生時代
コソコソとなにか話している人達
同情の目を向けるだけで誰も助けてくれようとはしなかった＿
嫌な思い出と重なってしまい怖くなって私はすぐに家に帰った
ま「おかえり〜
もう、なんで起こしてくれなかったのさ」
ぷくーっとほっぺを膨らませている
『あ､ごめん｡気持ちよさそうに寝てたからさ｡あはは…』
真冬が何か話してくるけど
聞こえない
聞きたくない
どんどん頭が痛くなる
真冬の声が響く
1人になりたいの
ほっといて
「ねぇ『ごめん､朝早く起きたから眠くてもう1回寝るね』え、うん」
ごめんなさい
最近幸せすぎて
自分の過去を忘れかけてた
私が幸せを願ったところで
それを神様は許してくれない
1人で泣くの久しぶりだなぁ
ｶﾞﾁｬ
ドアの方に背中を向けて寝ているから後ろが見えない
でも入ってくるのなんて一人しかいない
とりあえず涙を隠さないと
私はとっさに顔を布団で隠した
そしたらベッドが揺れて後ろから手が回ってきた
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優涼＠yudu_ao_mihu＠お休み中(プロフ) - とても面白かったです！ぜひぜひ、新作を（（ (2020年7月2日 20時) (
レス) id: 06bd58bb6a (このIDを非表示/違反報告)
リンゴノカバヤキ(プロフ) - 完結お疲れ様でした、この話大好きです (2018年6月21日 22時) (レス) id: 27b064b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠莉(プロフ) - 長い期間お疲れ様でした！本当に素敵なハッピーエンドでよかったです！！改めて完結おめでとうございます！ (2018年6月20日 14時) (レス) id: 83f182eb50 (このIDを非表示/違反報告)
碧葉 - 歌い手小説の中で１番好きな作品です！ずっとドキドキでした！リアルにありそうなストーリーの進み方で読みやすかったです。他の小説でも頑張って下さい！ (2018年6月16日 13時) (レス) id: 8044ae72c9 (このIDを非表示/違反報告)
まふファン(プロフ) - 完結おめでとうございます！！私は最初から見てなかったのですが、本当に感動しました！私は男性恐怖症ではないのですが、もし男性恐怖症だったらこんな風に大変なんだろうなぁと初めてよく考えることが出来ました!本当に1年間ありがとうございました！ (2018年6月15日 23時) (レス) id: b58560e48f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2018年3月31日 21時
