Episode46 大切は失われつつ ページ47
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マレウス「元気がいいのはいい事だな、A」
『うわー、それ嫌味か?ま、ンなことより……知ってるやついると100倍は心強いから水に流してやるよ』
クロウリー「ぁ、え。君たちどんな関係ですか」
『トモダチ?』
ハーツ「何を言ってるんだ」
イグニ「マレウス・ドラコニアさんがこの人と友達?」
マレウス「何かおかしいのか」
イグニ「いや、別に……おかしいとかじゃ」
ハーツ「……貴方のような人がこの礼儀知らずな者と友人関係にあることに驚いた。王族であれば、名誉を傷つけないためにこの男と一緒にいるのはやめた方がいいそ」
レオナ「………」
スカラ「まーまー、落ち着こうぜ」
『ったくよ、王族とか名誉とか……"こうであるべき"みたいなテメェの理想像押し付けんじゃねぇよ。迷惑かけてるなら話は別だが、誰と友達になろうと勝手だろ』
ポム「聞き分けがない下級生だな……」
『オレは尊敬に値しない上級生の言うこと聞かないんで。そこんとこよろしく』
ハーツ「年上を敬わないとはなんて礼儀知らずな奴だ。そもそも、貴様などにエリが寮長を任せて退学するわけが無い。あの噂は本当のようだな」
『うわさ……?』
ハーツ「その噂すら知らないのか。お前が"エリを辱めた"ともっぱらの噂になっている。よくエリの部屋に行っていたそうだな?」
イグニ「そこで何をしてたか知らないけど、君が唆したんじゃないかって噂は広がってるよ」
クロウリー「おや……」
バンッツツ!!!
キングスカラーがイラついたように立ち上がって、ハーツラビュルとイグニハイド寮長を睨んだ。
見てわかるほど怒っていた。僕は、未だにその理由が分からない。きっとキングスカラーとAにしか分からないことがあるんだろう。
レオナ「黙れ。くだらねぇことギャアギャア騒ぎやがって……噂話なんざ、証拠はねぇだろ。話したって現状は変わんねぇんだよ」
ハーツ「……ハッ、そういうことか。この人魚に深く肩入れされているようだ。お互い様でしょう」
クロウリー「はい、この話はここまでです!」
重苦しい空気に新しい風を入れたのはクロウリーで、そのあと、すぐさま寮長会議は終わった。
Aは、キングスカラーと話をした後、僕の方へかけよってきて、話しながら無理やり笑顔を作っていた。
お前はずっと、上手く隠しているつもりでできていない。"信じられるのは自分だけだ"と、悲しい事を考えている。
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かれーらいす(プロフ) - 憂さん» ありがとうございます! (8月11日 3時) (レス) id: 5ca5f702d5 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - とっても面白いです!!すごい速さで読み進めてしまいました笑 お話の続きが気になりすぎます!!お身体などにお気をつけて無理の無い程度に更新頑張ってください!!続きを楽しみに待ってます!!( *´꒳`* ) (6月14日 3時) (レス) id: 9c386c62ed (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!!お話を面白い方向に持っていけているか不安だったのですが、檸檬さんのコメントを読ませていただいてとても嬉しく思いました*ˊᵕˋ*これからも宜しくお願いいたします。 (2023年2月7日 21時) (レス) @page29 id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すごく面白かったです!!男主くん………すっごい好みです……性格もプロフィールも全部好みなんです!初めて読ませていただいたときからハマってしまいました!お体に気をつけて更新頑張ってください!応援してます(*^^*) (2023年2月7日 19時) (レス) @page29 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 零さん» 励みになるお言葉ありがとうございます!更新遅れないように努めます! (2023年1月28日 21時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かれーらいす | 作成日時:2022年6月19日 17時