Episode45 夢の中へ巻き戻して ページ46
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〜マレウスside〜
僕には父も母もなく、お祖母様とリリアに長い時間育てられ、教育を受けてきた。
ナイトレイブンカレッジに来たのもリリアに勧められたからというより、時期当主になる身として少しでも多くのことを経験しておこうと思ったからだ。
文化、考え方、種族とか。この2年間でも僕は多くのことに触れ合った。学園生活は意外と楽しいものだ。
だが、入学してずっと困っていたことが。
友達を作れるかと思っていた。
入学して１ヶ月経っても、生徒たちは僕を恐れて、誰も声をかけない。実験でペアになる時も、僕を避けている生徒がほとんどだった。
だから前期が終わってしまう頃には、自然にできると思っていた友達ができなかった。
僕を"敬愛している"と言葉では言っているディアソムニア寮生たちも、僕から近づけば去っていく。
それでも、あの時A出会えた。
出会わなければ、僕の学園生活はもう少しつまらなくなっていたに違いない。
※※※
クルーウェル「Badboy！なぜ寮長会議に出ない！お前にとって初の会議をサボるとは何を考えてるんだ」
『ッ、離せ！なりたくてなったわけじゃねぇよ！！』
クロウリー「ですが君はオクタヴィネル寮長になったのです。きちんと他の寮長たちに挨拶なさい」
『知るか……だいたい、契約内容にオクタヴィネル寮長やるなんてなかったはずだろ』
クロウリー「寮生の反対を押し切って君を寮長にしたのは私ですから……くれぐれも問題は起こさないように！」
『人の話を聞けよ！！』
クルーウェル「学園長、着きました。もう寮長たちは集まっているようです」
扉の向こう側でそんな声が聞こえた。
クロウリーと、クルーウェルと、それからどこかで聞いたことのある声。
キングスカラーとスカラビア寮長以外の寮長たちは、なんとも品がない者がオクタヴィネル寮長になってしまったようだと肩を落としていたが。
僕はAの姿を見た時、久しく感じていなかった感情が込み上げてきた。
ガチャ
クロウリー「さぁ、自己紹介なさい」
そう言われた後、Aは1度だけキングスカラーと目を合わせた。そして寮長たちを人睨みして、とても不満気だったが、丁寧に挨拶する。
『一年のA・マイヤーです。今日からオクタヴィネル寮長を任されることになりました……って、マレウス！？』
クルーウェル「は……」
レオナ「……ぁ、、？」
『久しぶりだなァ！』
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かれーらいす(プロフ) - 憂さん» ありがとうございます！ (8月11日 3時) (
レス) id: 5ca5f702d5 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - とっても面白いです!!すごい速さで読み進めてしまいました笑 お話の続きが気になりすぎます!!お身体などにお気をつけて無理の無い程度に更新頑張ってください!!続きを楽しみに待ってます!!( *´꒳`* ) (6月14日 3時) (レス) id: 9c386c62ed (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!!お話を面白い方向に持っていけているか不安だったのですが、檸檬さんのコメントを読ませていただいてとても嬉しく思いました*ˊᵕˋ*これからも宜しくお願いいたします。 (2023年2月7日 21時) (レス) @page29 id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すごく面白かったです！！男主くん………すっごい好みです……性格もプロフィールも全部好みなんです！初めて読ませていただいたときからハマってしまいました！お体に気をつけて更新頑張ってください！応援してます(*^^*) (2023年2月7日 19時) (レス) @page29 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 零さん» 励みになるお言葉ありがとうございます！更新遅れないように努めます！ (2023年1月28日 21時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かれーらいす | 作成日時：2022年6月19日 17時
